ウノタワ登山活動記録
山行日 | 2024月11月14日(木) |
標高 | 1075m |
登山コース | 名栗バス停前駐車場~妻坂峠~横倉山~ウノタワ~鳥首峠~名栗バス停前駐車場 |
標準コースタイム | 6時間5分 |
コースタイム実績 | 4時間56分 |
距離 | 12.8km |
上り/下り(累計) | 1088m/1087m |
駐車場 | 名栗バス停前有料駐車場(平日500円/休日700円/10台) |
ウノタワの紹介記事はこちらです👇
山行記録
11月2回目の埼玉紅葉登山は、2年ほど前にインスタのフォロワーさんから教えてもらって、ずっと行きたかった奥武蔵の秘境、ウノタワに行ってきました。
ウノタワは奥武蔵山域にある大持山~鳥首峠に伸びる稜線上にある開けた窪地で、地面には緑の苔が広がる神秘的な場所です。
「天空の幻想郷」とも呼ばれるらしく、埼玉県内でも知る人ぞ知る人気スポットとなっています。
そんなウノタワは紅葉も素晴らしいと評判ですが、ようやく今年、紅葉がちょうど見頃を迎えたバッチリのタイミングの素晴らしい紅葉を楽しんできました。
AM7:10
名栗バス停前駐車場に車を停めてスタートします。
休日は700円/日ですが、この日は平日で500円/日と、まだ良心的な値段かなと思います。
トイレは整備されていて綺麗です。
トイレの隣にあるポストに登山届を出して出発です。
朝日が色づいた木々を照らし、名栗の紅葉の雰囲気はバッチリ。気持ちも昂ります。
都心から来るキャンパーも多く、優良キャンプ場として評価が高い大鳩園沿いの林道を進みます。
AM7:25
鳥首峠(左)と妻坂峠(右)の分岐になります。
今回は妻坂峠から横倉山経由でウノタワまで行くので、分岐を右に進みます。
作戦としては、ウノタワの紅葉は陽が高くなって、彩が鮮やかになる10時過ぎに到着したい。
そうすると、近道の鳥首峠から行くと9時頃に着いてしまうので、妻坂峠から遠回りにウノタワへという計画です。
鳥首峠からのピストンにしないのは、4月に妻坂峠経由で大持山に登った時に、妻坂峠からの尾根道の広葉樹の新緑が素晴らしく、これは紅葉も絶対綺麗だと確信したので、妻坂峠の紅葉も併せて楽しみたい狙いからです。
ひたすら林道を進みます。
この林道が少し長いので、しばしの辛抱です。
有料駐車場もありますが、使えるのかは謎です。
AM7:50
林道横倉線と妻坂峠方面の分岐点ですが、ウノタワまでの最短距離となる林道横倉線は土砂崩れのため、車両も歩行者も全面通行止です。
YAMAPなどでは登山者の山行記録が出てますが、登るのであれば自己責任になります。
私は通り過ぎて妻坂峠方面に進みます。
AM8:00
少し老築化して崩落しそうな雰囲気もある橋を渡って、妻坂峠への登山道へ。
この辺りの地形は水が集まる谷形状で、入間川の源流となっています。
AM8:20
杉並木を登って先程の登山道入口から20分程で妻坂峠に到着しました。
仏様が鎮座していますので、今回の登山の無事を祈願します。
4月に来た時にはお賽銭に一万円札が置いてあったのですが、今回は見られず。
どこに行ったのか気になりますが、大持山方面に進みます。
そして妻坂峠から大持山方面の尾根道に入ると、ブナの林は紅葉のピークで、紅葉のトンネルが待っていました!
折り重なる黄色と緑がとても気持ち良い尾根です。
時折、カエデの紅も折り重なって美しいコントラストも楽しめます。
妻坂の尾根は春の新緑も最高ですので、春も秋も登って欲しいおすすめの登山道です。
鮮やかな朱色のカエデは錦繍のカーテン。
黄色い葉に日差しが入って、ステンドグラスのような輝きも。
カラフルな赤と緑が際立つ美しいグラデーション。
妻坂峠から距離は1.8km、標高は300m登った辺りで、尾根の終わりに差し掛かります。
長い紅葉のトンネルが、色取り取りの紅葉を楽しませてくれました。
そして尾根を登り切った大持山の肩から横倉山、ウノタワ方面の下り始めると、雰囲気はガラリと変わり、さっきまでの華やかな黄色から渋く落ち着いた雰囲気の落ち葉の絨毯と紅葉に。
赤いカエデの割合が増えてきます。
AM9:30
横倉山に到着しました。
気付かずに通り過ぎてしまいそうな小さい山頂標識ですが、紅葉の季節になると登山者が標識に色付いた葉っぱを飾るのが恒例となってます。
可愛らしい標識のハートウォーミングな山です。
山頂は狭く寂しげで、眺望もありませんでした。
それでも紅葉は健在で、カエデは妻坂峠よりも少し色付きが濃い印象です。
横倉山〜ウノタワの尾根もかなり紅葉を楽しめるスポットでした。
登山初心者の方など、長い距離をあまり経験されていない方は、妻坂峠周回は少し長い行程になると思いますので、名栗バス停駐車場から鳥首峠、ウノタワを経由して横倉山を往復する計画でも良いかもしれません。ちょっと急登が続く箇所もありますが。
AM9:45
そして横倉山から15分、名栗バス停から2時間半で念願のウノタワに到着です!
ウノタワの入口はまさに秘境という言葉の通りのひっそりとした静かな雰囲気で、時間の流れもゆっくりになった気がします。
ぽっかりと空いた不思議な空間。
地面は苔むしてフワフワのモフモフ。足の裏は不思議な感触で気持ち良いです。
到着したときは曇り空でしたが、青空のウノタワを見たいと40分程粘った挙句に諦めて帰ろうとした矢先、急に晴れ間が出てきてとっても秋っぽい色彩に。
更に空が青くなって、とても鮮やかなウノタワを見るとことができました!
天気や時間帯、見る角度によって表情が変わるのも面白いです。
ずっとこの場所にいたい。そう思わせる空気がこの場所にありました。
看板立てられていて、ウノタワの伝説が紹介されています。
この地名の由来がより一層ウノタワを神秘的たらしめています。
大満足のウノタワを堪能したら、下山のため鳥首峠に向かいます。
AM11:00
途中、開けた場所から振り返ると天神山が綺麗な形をしています。
天神山の山頂にはまっくろくろすけがいるという噂でしたが、山頂の標識に気付かず通り過ぎてしまいました。
この開けた場所は、今回の週回コースで一番の展望スポットとなっており、奥秩父の山並みが綺麗に見えました。
AM11:15
鳥首峠まで下りてくると、名残惜しさを感じさせるような紅葉がポツリポツリと見られました。
今回の旅の終わりを感じながら、分岐を名栗バス停方面に進みます。
鳥首峠からひたすら樹林帯を下って林道に出れば、再びキャンプ場沿いを歩いて名栗バス停駐車場へ戻ります。
大鳩園にも1000円/日で車を停められます。
名栗バス停前駐車場よりも片道500mほど距離を短縮できるみたいです。
まとめ
ずっと行きたいと思っていたウノタワの紅葉は、評判通り素晴らしく、ずっとそこに居たくなるような雰囲気で、時が止まったような静かで神秘的な空間は、他の山には無い魅力だと思いました。
妻坂峠からの登りの尾根の紅葉も素晴らしく、間違いなく埼玉県でも指折りの紅葉スポットで、登山愛好家の方々には、一度は登ってもらいたいオススメのコースです。
ウノタワは、晴れた日の方が絶対に色合いが良いので、これから紅葉を見に行かれる方は、是非、天気予報とにらめっこをして晴れた日を狙って訪れてみてください。
天候にも恵まれた青空の下、奥武蔵の秘境・ウノタワの独特の雰囲気と美しい紅葉を見られて大満足の山行でした。
ウノタワの紹介記事はこちらです👇