両神山登山 『紅葉の日向大谷コース』

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両神山登山活動記録

山行日2022月10月22日(土)
標高1723m
登山コース日向大谷口-両神山往復
標準コースタイム7時間30分 (登り4時間00分/下り3時間30分)
コースタイム実績5時間40分
距離9.8km
上り/下り(累計)1613/1613m
駐車場両神山 日向大谷口 無料駐車場 1

両神山の紹介記事はこちらです👇

山行記録

日本百名山で埼玉の名峰・両神山の日帰り登山レポートです。
今回は日向大谷口から登る、定番の表登道コースです。両神山の紅葉はどんなのものかと12年振りに登ってきました。
高尾山などは11月上旬が見頃なので、少し早いかなと思いながらも紅葉適期を確認しに行ってきました。

6:10
日向大谷口無料駐車場1に車を停めて登山開始です。無料駐車場は3まであります。
舗装路を一番上まで登ると有料駐車場があり、1000円/日ほどかかります。100~200mしか違わないので、無料駐車場をおすすめします。
紅葉シーズンの土曜日は、第一駐車場は6時でほぼ満車状態でした。

少し登ったところ、両神山荘手前にトイレがあります。結構綺麗でした。

両神山荘

お馴染みの両神山荘の前を通り、登山届を出して入山です。
昔の両神登山は駐車場などが整備がされておらず、登山口までの交通手段はバスが主流だったため、山行は1泊2日がメインだったようで、両神山荘やこの先中腹にある清滝小屋で泊まる登山客が多かったようです。

しばらくは勾配のない横移動が続くのでめちゃくちゃ歩き易く、どんどん進みます。ひたすら谷の中に入って行くイメージです。
ただし日本百名山で知名度は高いものの、序盤の登山道は細いです。滑落しないよう気を付けて進みます。実際にこの日、ご年配のハイカーが2mほど滑落したようです(無事でしたが)。

両神山登山

コース分岐点ですが、七滝沢コースは台風の影響で通行止めです。
『無理な登山はやめよう』。
金言ですね。肝に銘じて歩を進めます。

両神山登山

6:40
沢を渡ってしばらくは沢沿いを歩きます。

両神山登山道

案内標識もしっかりしてます。

沢登りが終わり、勾配が出てきます。この辺りから本格的な登りになります。

両神山八海山

7:15
両神山の中に八海山です。「こんな所に八海山」的な感じで少し話題になっているようで、たまにSNSの投稿でも見かけます。

両神山登山道

中腹まで来ましたが、まだ紅葉はしていません。それでも、緑がとても綺麗です。
この日が曇りだったので、晴れていればもっと綺麗だったと思います。

両神山登山道

水も澄んでいてとても綺麗です。

両神山登山

ちらほらと紅葉の足跡が見えてきました。

弘法之井戸

7:35
弘法之井戸です。水は冷たく、顔を洗ってリフレッシュしました。
比較的お腹は弱い方なので登りに湧き水はあんまり飲まないようにしてます。お腹に自信のある方は是非試飲ください。

清滝小屋

7:45
清滝小屋です。あずま屋などがあるのでゆっくり休憩ができます。
私はなんとなく雰囲気を確認しただけで先に進みます。
この辺りの12年前の記憶は全くないです。

両神山登山

清滝小屋を過ぎるといよいよ標高が高くなってきたなと感じ始めます。
道は変わらず歩き易いですが、勾配はなかなか。頑張りどころです。

両神山登山

尾根に出た所でようやく紅葉の気配が出てきました。

両神山登山

もみじの紅葉を見ながらの鎖場です。

両神山登山

色づいた木々が増えてきて、落ち着いた秋の雰囲気を感じながら険しくなってきた道を進みます。

両神山登山
両神山登山

いくつか鎖場を越えると本格的な登山道の雰囲気が出てきます。山心をくすぐるような道です。
この根っこの突起連続ゾーンが日本百名山の穂高山(ほたかやま/群馬)に雰囲気が似てる気がします。

8:20
両神神社です。いぶし銀な佇まいが素敵です。ここで標高は1600mです。頂上まであと少し。

両神山紅葉

ようやく赤が出てきました。やっぱり山で赤を見ると興奮しますね。
両神神社を過ぎてからは急勾配は殆どないので、ゆっくり紅葉を楽しみながら歩けます。

紅葉の登山道

所々、綺麗な紅葉を見ることはできますが…

それでもまだ緑が多いです。

両神山の特徴の一つとして、この様に木が道を遮っていることが度々あります。
前を見ていないと頭をぶつけますので、紅葉でよそ見しがちな方は気を付けて登りましょう。
私も12年前に思いっきり頭ぶつけて5分程うずくまり、動けませんでした。

両神山登山道

それでも登山道は気持ち良く登れます。
さあ、頂上に近づいてきたところで絶景ポイントです。みなさん、覚えてください。頂上よりも絶景が見られる場所を紹介します。
山頂まで残り5分程の所にある、この木で作られた橋のちょっと手前にある下の写真の岩場の上からの景色が、恐らく日向大谷コースで一番の絶景ポイントです。

両神山絶景ポイント

山頂がもうすぐそこなので、気がはやってこの岩に気づかない方もいますのでお気を付けください。

両神山山頂

この岩からの景色が障害物もなく、一番開けていると思います。
両神山からの秩父の山並みが続いてます。遠くには秩父のシンボル武甲山です。

両神山山頂前鎖場

8:45
最後にこのコース最大の鎖場があります。ここを登ると山頂です。落ちないように気を付けて登りましょう。

両神山山頂

8:50
両神山山頂。お馴染みの山頂標識と祠です。

こちらもお馴染みの標識です。
周りは燃えるような赤が映えます。

両神山山頂

山頂からの景気です。天気予報では快晴でしたが、まさかの曇り空。
晴れ間が欲しかったところですが、眺望はきいて雲取山、甲武信ヶ岳、浅間山、榛名山などが見えました。

両神山山頂

紅葉がポツポツと秋の深まりを告げています。

両神山山頂富士山

富士山も見えます。ちょっと暗いのが残念。

9:20
30分程山頂からの景色を楽しんだので下山します。
来た道を戻ります。

両神山紅葉の道

黄色に囲まれる道もありました。山頂と両神神社との中間地点あたりです。
こういうところを歩くと嬉しいですね。登りの時より下山の時の方が綺麗に感じました。歩く方向が違うだけで感じ方も違うようで、こういったところも登山の楽しさです。

ゴミ拾い登山

11:50
下山しました。
久しぶりにゴミ拾い登山をしました。やはりマスクと飴の袋が多いです。自身も登山時に落とさないよう気を付けたいです。

帰宅後は山頂から見えた武甲山にちなんで、秩父の名酒『武甲』で乾杯!
やっぱり登山の後のお酒は最高に美味しいです☆
(注:このお酒は本当に美味しいです)

まとめ

12年振りの日向大谷コースは殆ど覚えていませんでしたが、定番のコースだけあって歩き易く無理のないコースでした。とはいえ所々狭い所もあり、特に下山時の疲労がたまっているときには注意が必要だと思います。たまたま滑落した方もいらっしゃいましたが大事に至らなかったようなので、一安心です。
紅葉は山頂付近では楽しめましたが、ほんのちょっと時期的に早かったかなと。あと一週間か10日程後の10月末か11月頭あたりがピークではないかと思います。それでも中腹の緑は美しかったですし、標高が1500mを越えた辺りからは空気が澄んで深呼吸がとても気持ち良かったです。
次にまたこの時期に登れるなら、紅葉に定評のある白井差コースから登って見るのもよいかなと思いました。

両神山の紹介記事はこちらです👇