埼玉県のお花見登山 登山と一緒に綺麗なお花見を楽しもう！

埼玉県の登山と一緒に楽しめるお花見スポット

埼玉県はお花見の名所も数多くあります！その中でも登山に合わせて楽しめるお花見スポットを埼玉在住の筆者が紹介します。
季節の花を愛でれば、もっと登山が楽しくなること間違いなしです。

※イベントの開催期間、営業時間は開花状況等により変更になる場合があります。最新情報・詳細は、各施設のホームページをご覧いただくか、各施設に直接お問合せください。

越生梅林

越生町といえば「関東三大梅林」の一つとして知られる「越生梅林」です！
約2ヘクタールの広さの園内には、樹齢約670年を超える古木「魁雪」をはじめ、白加賀・八重寒紅・越生べに梅など約1,000本、周辺梅林も含めると開花時期には約20,000本もの梅が美しく咲き誇ります。

毎年2月中旬から3月中旬には「越生梅林梅まつり」が開催され、期間中の土曜・日曜・祝日には、蒸気で走るミニＳＬや地元のお囃子、和太鼓といった様々な催し物もあり、ひと足早い春の訪れを感じようと、多くのお花見客で賑わいます。

15分程歩きますが、梅林近くのうめその梅の駅（道の駅のような施設)は無料で駐車できますし、地元野菜も安く買えるのでおすすめです。

四阿屋山福寿草園

小鹿野町両神にある四阿屋山（あずまやさん）の麓にある「福寿草園」では、両神国民休養地内の斜面、 約5000㎡内に福寿草が植栽されており、2月初旬頃からたくさんの福寿草が可愛い花を咲かせて、春の到来を告げてくれます。

株数は少ないですが、幻の福寿草と言われる秩父地方固有種の「秩父紅」もあります。2月中旬には「福寿草まつり」も行われます。

福寿草園の隣には蝋梅園も併設されており、蝋梅も同時に楽しめます。

堂上節分草園

小鹿野町の両神堂上地内にある堂上節分草園は、約5000㎡と日本有数の規模を誇ります。節分草は「森の妖精」と呼ばれ、準絶滅危惧種に指定されていますが、地元の有志の方々による保護で守られています。

小さい花ですが、一花一花、力強さや華やかさなど表情が異なり、命を輝かせるように束の間の春を謳歌するスプリング・エフェメラルは可憐に咲き誇り、心を和ませてくれます。

※トイレは駐車場と節分草園に男女共用の簡易トイレが１個ずつしかありません。女性は少し嫌かなと思いますので、近くの道の駅両神温泉薬師の湯で事前に済ませておくことをおすすめします！

Mahora稲穂山 幻の福寿草『秩父紅』

秩父紅は埼玉県秩父地方の固有種で、「幻の福寿草」とも呼ばれています。
秩父山系に咲く福寿草で、普及種の黄色ではなく濃い赤茶を帯びた紅色の品種です。
幻と呼ばれる通り、なかなかお目にかかれませんが、Mahola稲穂山では約10,000株の群生を見ることができます。「永遠の幸福」が花言葉の福寿草ですが、この秩父紅は圧倒的な人気を誇ります。

風に吹かれる秩父紅の動画です👇

※場所がやや分かり難いので、事前に確認をしてから訪問することをおすすめします。

大内沢の桃源郷(東秩父村)

皇鈴山と登谷山の麓にある「桃源郷」と称される東秩父村大内沢集落の春の名所は、約5000本の桃の木が山の郷を美しく彩ります。
３月末には見頃を迎え、桃花まつりが催されるなど多くの観光客で賑わいます。

虎山の千本桜(東秩父村)

東秩父村にある虎山の千本桜は県内の人の中でも知る人ぞ知る桜の絶景スポットです。
私有地のため、毎年入場できる期間が決められていますが、登山口から山頂まで約2キロに渡って約2000本の桜のトンネルが続きます。
”千本桜”の名に相応しく、山が一面に桜並木が広がり、視界が桜で覆われる体験ができます。

開場期間中は屋台による食べ物の販売やコスプレイヤーの聖地として撮影で盛り上がります。

駐車場(70台)は無料で、入場する際には100円の協力金が必要ですが、たった100円で埼玉随一の桜を堪能することができます。

五大尊つつじ公園(越生町)

越生町の大高取山の麓にある五大尊つつじ公園は、4月下旬から5月上旬までの新緑の季節に、白、朱紅、淡紅、紅紫の色鮮やかな花を咲かせます。

五大明王像が祀られていたことが由来の五大尊境内には、樹齢300年を超える古木があり、隣接する五大尊つつじ公園には、斜面を埋め尽くす約10,000株ものつつじが植栽されており、関東屈指のツツジの名所として知られています。
　見頃を迎えるでは、五大尊つつじ祭りが開催され、より一層輝きが増した色ととりどりのつつじの花が”圧巻”の光景を楽しませてくれます。

天空のポピー(秩父高原牧場)

※2024年の生育状況・開花不良の影響から、2025年はポピーの保護・育成の期間とするため、イベントは中止となっております

秩父高原牧場の隣、標高500mの広大な斜面に約1200万本のポピーが咲き誇ります。
一面を彩るポピーの赤色と丘の上に広がる澄み切った空の青色が生み出す絶景のコントラストを楽しむことができます。

開花に合わせたイベント「天空のポピー」が開催され、地元のグルメや特産品も販売され、多くの観光客で賑わいます。臨時駐車場も開放されます。

神川町の冬桜

神川町の城峯公園内に約600本植えられている冬桜は、11月上旬から1１月下旬にかけて咲く珍しい桜で、青空に映える無垢の白色の花々が格別な風情を感じさせてくれます！

そしてこの冬桜の１番の感動ポイントは紅葉したモミジと冬桜のコラボレーションで、燃えるような紅と冬の透明感を感じさせるピンクのコントラストは、春秋が織り交ざる美しさに加え、晩秋から師走に移り変わる季節の情緒を感じさせてくれます！

全国でも珍しいこの光景を見られるのは、関東においてはこの地域と隣の群馬県藤岡市だけ。

他にもキャンプ場やお食事やお土産処、バーベキューハウス、展望デッキ等があるので家族連れで一日中楽しめます。