冠名は「志賀坂」の諏訪山
諏訪山は埼玉を代表する日本百名山・両神山の北側、群馬県との県境に位置する標高1207.1mの山で、山頂には古来より狩猟、農耕、舞踏の神として崇められている長野県の諏訪大社の数ある分社の一つとして諏訪神社が祀られています。
諏訪山というと群馬県上野村の諏訪山が知られているため、こちらの諏訪山は「志賀坂」を冠して呼ばれています。
迫力の両神山を仰ぐ展望峰
ネットなどでは、山頂に諏訪神社があるだけで眺望もなく、これといった特長がない山のように紹介をされていることが多いですが、それは情報不足と言ってよく、尾根ルートの登山道は整備されて非常に歩き易く、鉄塔展望所からは両神山と群馬側の山々の展望を楽しむことができます。
山頂からは間近に聳える両神山の山容を大迫力で仰ぐことができるのがこの山の1番の魅力で、秋には山頂付近の紅葉も楽しめる味わい深い山です。
なかなか見応えのある山頂付近の紅葉
規模はそれほど大きくはありませんが、山頂付近ではなかなか見応えのある紅葉が見られ、11月頭〜上旬頃には紅と黄色の錦を楽しむことができます。
志賀坂諏訪山は紅葉で紹介されることは殆どなく、知る人ぞ知る紅葉スポットと言ってもよいでしょう。
諏訪山の登山コース
志賀坂トンネル駐車場から尾根ルートと谷ルートを選んで進みます。山頂500m手前の分岐で尾根ルートと谷ルートが合流します。そのまま進んで諏訪山山頂へ。
帰りも尾根ルートと谷ルートの好きな方を選んで下山します。
コースチェック
- 尾根ルートは良く整備されていて道も広く、歩き易い道が続きます。
- 谷ルートはガレている所が多く、浮石で転倒の危険があります。秋頃には濡れた落葉でかなり滑り易くもなるため、余程の理由がなければ特に下山は尾根ルートを取ることをおすすめします。
標準コースタイムと難易度
埼玉県のおすすめの山々を紹介しています👇