
奥秩父の秘峰 宗四郎山
宗四郎山は、両神山から西に伸びる尾根上の埼玉県と群馬県の県境にまたがる標高1510 mの山で、地形図に山名の表記はありませんが、峻険な岩場が続く尾根に聳え立っています。
周囲から見える宗四郎山は三角錐の急峻な山で、その山容の通り山頂直下は厳しい急登となっています。また山頂周辺は登山道の踏跡は薄く。
大ナゲシや赤岩岳などスリルのある山と繋いで登ることができますが、宗四郎山だけを登るのであれば、巻道ルートもあることから、左程危険な所はありません。
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感動の大パノラマを楽しめる宗四郎山の山頂


宗四郎山は三角錐の形をした尖峰ですが、山頂はのんびりと休めるスペースがあります。

山頂からは木立のある北面の一部を除いて三方が開け、鋭峰の先端ということもあって埼玉県の山の中でも屈指の展望が得られます。
両神山をはじめ西上州の山並み等、周囲の山々の展望が素晴らしく、高度感も手伝って息を呑むような絶景を堪能できます。


宗四郎山の登山コース

廃墟となっているニッチツ鉱山旧社宅からスタートします。
(車は社宅前の林道路駐スペースに10台程駐車出来ます。)

急登を約1時間登り、赤岩峠に出たら尾根を左に進みます。
赤岩峠からはバリエーションルートに入ります。
大ナゲシの分岐を過ぎてアップダウンがつづく尾根道を進むと、最も苦しい急登がある六助ノ頭を越えて右手に進路を取れば、宗四郎山山頂直下の岩場に取り付きます。
最後の岩場の急登を登れば山頂に至ります。


メインルートはこの虎ロープを指定しての岩稜登りとなっていますが、信頼性は微妙なため、使うかどうかは自己責任となります。
安全優先であれば、虎ロープを使わない防鹿ネット沿いにある左への巻道を進み、難易度の低い岩場を登るルートを推奨します。


コースチェック
- 赤岩峠からはバリエーションルートですが、稜線をひたすら歩くので道は明瞭です。
- 六助ノ頭は埼玉県の山の中でも屈指の急登です。体力を余裕を持ってチャレンジしてください。
- 六助ノ頭を越えた分岐で道を間違える登山者が多いのでご注意ください。
標準コースタイムと難易度
6時間50分| 難易度★★★☆☆
※赤岩岳と大ナゲシも登る場合は+1時間半必要です
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