塚山登山活動記録
山行日 | 2025月1月13日(日) |
標高 | 953.9m |
登山コース | 土坂峠~竹ノ茅山~ワンコ岩~塚山往復 |
標準コースタイム | 3時間30分 |
コースタイム実績 | 2時間28分 |
距離 | 5.3km |
上り/下り(累計) | 597m/597m |
駐車場 | 土坂峠駐車場(無料/6台) |
塚山の紹介記事はこちらです👇
山行記録
新年、明けましておめでとうございます!
昨年も「埼玉を登ろう」のご愛読ありがとうございました。
お陰様で少しずつではありますが、順調に本サイトへのアクセス数が伸びております。
本当にありがとうございます。
今後も信頼できる埼玉の山の情報を発信していきたいと思いますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
ということで2025年の登り始めは、秩父市の塚山に行ってきました。
雪国出身の私としては雪はもうお腹一杯なので、何とか避けたいという思いから、標高は1000m以下の山をセレクト。
自身未踏峰で埼玉百名山の山頂標識を見られる塚山を選びましたが、土坂峠からバリエーションルートの山行となり、新年ながら樹林に囲まれた道を行く、暗くてマイナーな登山となりました。
道が分かり難いとの事前情報の通り、何回か進む方向を迷いましたので、今回の記録では分かり易くルートを解説したいと思います。
AM7:20
土坂峠トンネルを群馬県側に抜けた所の脇にある駐車場(6台/無料)に車を止めます。
知名度も高くないため、他の登山者はいませんでした。
AM7:25
登山口は駐車場の奥にあり、一人旅の往復になることが予想されることから、緊張感を高めて入山しました。
GPSでは事前にYAMAPで過去に登った方の「軌跡と地図」をダウンロードして準備しました。
土坂峠は群馬県と県境で標高は約750m。真冬の朝ですので冷え切っていて川も凍っていました。
テンション上がって乗っかろうと考えましたが、滑って転んで骨折とかのオチになるので自重しました。
そのまま林道のような道を進みます。
が、その林道を300m程進んだ所で早速GPSからルート外れの警告が…
青テープを見逃し、林道を突き進んでいました。
この山のテープはピンクテープではなく青テープがメインなので、朝方のまだ暗い時間だと今一つ目立たず気付きませんでした。
青テープの間を抜けて樹林帯に入って行きます。
次に私が迷って登ってしまいそうになった急登の手前ですが、写真中央左右に青テープが2つあります。
青テープが2つ巻かれているので、間を通って急登を登るのかと思いましたが、ここは左に逸れて進みます。
こういう曖昧な案内が所々あるので、登山者の方々の中で混乱が生じているのだと思います。
先の青テープを左に進むと青テープが3つ見える分岐に至ります。
ここは右に折り返すように進みます。
左に抜けるような道もあるので、間違えないでください。
但し、最悪間違えても強引に右手の尾根に上がればルートに復帰できます。
右に折り返すように進むと来た方向に戻るように進みます。
小さい青テープあり(写真中央左)。
ここでも左に折り返すトレースがありますが、気にせず進んで尾根に取り付きます。
左に折り返しても同じ尾根に上がれます。
すると尾根の分岐に祠があります。
先ずはここを尾根筋に入るランドマークとするのが良いと思います。
先程の左に折り返すトレースを登ればこの数十メートル先に出ますが、目印的な意味合いでこの祠をチェックポイントにすると少し不安が薄らぐと思いました。
この祠の前の尾根道(進行方向は祠を見て右方向)を進みます。
時折ピンクや白のテープが出てきます。
踏み跡は明確ですが、道は荒れ気味でした。
杉林の中のザレ気味の尾根を進みます。
AM7:55
最初のピークとなる三本の尾根筋が繋がっている地点に到着です。
赤い杭が目印です。
ここも少し分かり難いですが、進行してきた方向から左斜め前に進路を取り、ピークを下ります。
右の尾根に進んでしまう登山者もいるようです。間違えないように気を付けて下さい。
先ほどのピークから一度下ったら、竹ノ茅山の急登です。
ここの急登はコース1の難所でした。長くてキツかったです!
埼玉三大急登とかがあったら、間違いなく候補に入ると思いました。
急登は足場が悪い、道が狭い、勾配がキツいで登り辛かったです。
特に帰りの下りは膝に大ダメージを食らいました。
AM8:10
急登を越えると竹ノ茅山(978m)に登頂です。
山頂は広いですが、展望はありません。
ここは電波塔が目印です。
電波塔の2つの建物の間を抜けていきます。
右の電波塔の裏手から樹林の中を下りていく方法もありますが、こちらの林道の方が歩き易いと思います。
林道を100m程下ります。
AM8:15
左に曲がるカーブに差し掛かった所で、林道から外れて電波塔裏手から続く山肌の樹林に入ります。
なんとなくの踏み跡を辿って、竹ノ茅山から下って行きます。
ここも青テープを探しながら進んでください。
AM8:23
電波塔から下り切ると、この山唯一の好展望ポイントに出ました。
目の前に御荷鉾山と手前には廃校になった小学校があったり、山間の生活と風情を感じる景色でした。
先程の林道をそのまま進んでもこの先で合流できますが、この展望ポイントの20m程下を歩くので、林道からはこの展望を見ることができません。
往復のどちらかはこの尾根道を使いたいところです。
展望ポイントの足元は少し切れ落ちているので慎重に進みますが、滑落しても重大事故までには至らないであろう高さでした。
次は山名のないピーク(907m)の急登。
ここも頑張りどころでした。
山名のないピーク(907m)の山頂直下には、犬の形をした岩がありました。
登山者の方々の記録を見てもあまり言及されていなかったため、良い意味でのサプライズで、「犬岩」と呼ぶのも味気ないので筆者が『ワンコ岩』と命名しました。
蝶ヶ岳のゴジラの木のような、塚山の人気スポットになることを祈っています。
皆さん、可愛がってあげてください。
AM8:30
山名のないピーク(907m)に登頂です。展望は木立の間から少し望める程度でした。
ここも進行方向は左斜め前を進みます。右手は行き止まりでした。
AM8:40
ピークを下りると、先程の林道との合流地点に出ますが、塚山へは右側の登山道を進みます。
最後は広い登山道で、歩いていて気持ち良かったです。
塚山直下からは、恐らくみなかみ方面の山だと思いますが、綺麗な山並みが見えました。
そして最後の塚山の登りも心臓破りの急登でした。
最後の踏ん張り所を越えていきます。
AM8:50
そしてスタートから1時間30分、塚山登頂です。
早速、見たかった埼玉百名山の標識がお出迎え!
やっぱり埼玉百名山と書かれているだけでカッコいいですね!
しかし埼玉百名山って非公認のはずですが、この看板はどなたが作られたのでしょうか?
御存知の方がいらっしゃいましたら教えていただきたいです。
HPのお問合せフォームより情報をお待ちしております。
こんもりとしたドーム型の山頂は休憩ができる広さがありますが、ベンチは設置されていません。
手作り感のある元祖の山頂標識。
山頂からは木の枝の間から両神山が望めました。
冬は落葉していているので見えましたが、葉が残っている季節では見えないと思います。
この季節に登れたのが良かったです。
2025年最初の登頂ということで、埼玉百名山の標識と記念撮影。
帰りは電波塔まで林道を利用しながら省エネで下山しました。
まとめ
新年一発目の埼玉登山は、樹林帯を歩く暗めの山登りになってしまいましたが、楽しく歩けました。
道が分かり難いのと急登がキツくて、「登山って最高だな~!」という気持ちにはなりませんでしたが、緊張感の中登り切れたのは良い経験になりました。
登山初心者の方にはあまりおすすめできない山ですが、ある程度の経験を重ねた中級者クラスのルートファインディングも兼ねたチャレンジ的な山としては良い山かなと思います。
塚山の紹介記事はこちらです👇