有間山の特徴
有間山は有間ダムの西側、秩父市と飯能市の境界にある標高1213.4mの山で、奥武蔵山域と秩父山域を分ける寂稜上に起伏するピークの総称を言います。
奥多摩の日向沢ノ峰から北側の鳥首峠まで続く長い稜線は3つの小ピークに分かれており、南峰の仁田山、北峰の橋小屋ノ頭、そして有間山の最高峰となる中央峰のタタラノ頭になります。
橋小屋ノ頭は蕨山から鳥首峠に至る縦走路とのジャンクションピークであり、週末には多くのハイカーで賑わいますが、タタラノ頭までの稜線は滅多にハイカーの姿を見ることがありません。
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有間山の最高地点 タタラノ頭
有間山の山頂標識は北峰の橋小屋ノ頭(標高1163m)に設置されていますが、最高地点は中央峰のタタラノ頭(標高1213.4m)で、橋小屋ノ頭から仁田山方面へ進み、いくつかのアップダウンを越えるとその頂に達します。
木に括り付けられた小さく目立たない山頂標識と三角点があるのみで、あまり山頂感がないので、気付かずに通り過ぎないよう注意が必要です。
山名の由来
新しく開かれた谷間のことを「新間」と書き、「あらま」「しんま」「にいま」「しんかん」等と呼ばれたのが変化して「有間」(山と山の間の意味)になったとされています。
有間山の登山コース
名郷バス停(有料のマイカー用駐車場あり 700円/日)から蕨山への登山道を進み、連続する急登を越えていきます。蕨山〜鳥首峠の縦走路に取り付き、一度蕨山展望台に寄ってから橋小屋ノ頭へ。
橋小屋ノ頭の分岐を仁田山方面へ進み、有間山最高地点であるタタラノ頭を踏んだら橋小屋ノ頭へ戻って鳥首峠へ進みます。鳥首峠の分岐を名郷方面に下って名郷バス停に戻ります。
コースチェック
- 名郷バス停から林道を抜けて登山道に入ると一気に急な登りになり、有間山分岐地点まで急登が続きます。
- 有間山山頂となるタタラノ頭は小さな山頂標識があるのみ。見落としに注意して下さい。
- 橋小屋ノ頭から滝入ノ頭を越えた先、鳥首峠方面への下りはかなりの急坂で、滑落に十分注意が必要です。
- 絶景スポットは橋小屋ノ頭~鳥首峠までの途中、ヤシンタイノ頭~滝入ノ頭にて奥秩父の美しい山並みが目の前に広がります。
標準コースタイムと難易度
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