楢抜山の特徴
楢抜山は飯能市の原市場にある標高553mの山ですが、比較的マイナーな山であるため、この山を知っているハイカーはなかなかの奥武蔵マニアと言われています。
この山を含めたの周辺の山域は西川材と呼ばれる材木の産地となっており、仁田山峠の北側にある鉄塔からは好展望を得られますが、それ以外のコースはほぼ全てが植林に覆われて眺望も期待できません。
そのため、一昔前は読図トレーニングの山として歩かれていましたが、今ではGPSと登山アプリの普及で簡単に山を歩ける時代になったことから、専ら埼玉百名山ハンターの通り道となっています。
同じく原市場を代表する山である周助山(435.8m)と結んで歩かれています。
楢抜山の山頂
山頂は樹林に囲まれて展望はなく、 三角点が置かれています。
特に広さもなく、趣に掛ける山頂ですが、冬季であれば木々の間かに見える稜線に棒ノ嶺を見ることができます。
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山名の由来
楢抜(ナラヌキ)では意味が分からないため、「楢の木(ナラノキ)」を聞き間違えてナラノキになったという説が有力です。
楢抜山の登山コース
車の場合は金錫寺駐車場(無料/20台)から、バスでは赤沢バス停で下車してスタートし、楢抜山、ノボット、周助山を始めとした９つのピークを踏んで金錫寺まで周回するか、原市場中学校バス停に下りるコースが定番です。
または有間ダム側のさわらびの湯や名栗ふれあい公園から滝ノ入山を経由して楢抜山に向かうこともできます。
コースチェック
- 道は明瞭で、特に危険箇所はありません。
- 展望は、仁田山峠の北側にある鉄塔から東京方面の絶景を楽しめます。それ以外の場所では特に眺望はありません。
- 楢抜山から周助山へルートは奥武蔵ロングトレイルのコースにもなっており、非常に歩き易い道が続きます。
標準コースタイムと難易度
金錫寺駐車場～楢抜山～仁田山峠～ノボット～周助山～金錫寺駐車周回
5時間40分｜ 難易度★★☆☆☆
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