
都立浅間山公園

浅間山は、東京都府中市にある標高79.6メートルの山で、かつては陸軍が航空燃料の貯蔵や戦闘機の隠蔽場所として利用していましたが、太平洋戦争後に払い下げられ、1970年6月に都立浅間山公園として開園しました。
東京百名山に選ばれた都立公園内の小高い丘は、浅間山(堂山79.6m)・中山(74m)・前山(72.8m)の3つのピークを有し、都内とは思えないほどの豊かな自然が残ります。

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浅間神社

山頂には浅間神社の祠が祀られています。
この神社は、全国に約1300社ある富士山信仰の浅間神社のひとつで、『富士塚』としての性格も持ち、富士山信仰に基づいて建立されたものです。
祠は堂山の頂上にあり、浅間山という名称の由来にもなっています。
また、山頂には二等三角点も設置されていて、地形測量の基準点として使われています。
晴れた日には府中の街並みを見渡せる気持ちのいい山頂です。
浅間山の例祭日は毎年4月1日で、静かな自然の中で歴史と信仰が息づくスポットとなっております。
ピクニックや軽いハイキングの最適スポット
浅間山公園は、都内とは思えないほど豊かな自然が残る場所で、ムサシノキスゲの日本唯一の自生地として知られています。5月には黄色い花が咲き、武蔵野の原風景を感じられる雑木林が広がります。
一方で、ヘビやスズメバチなども生息しているため、ハイキングの際は注意が必要です。
登山コース

都道248号府中小平線沿いにある京王バス『浅間山公園』停留所付近の入口から、公園に入ります。

ハイキングコースを進みます。

この周辺の地は元々人見村だったため、「人見山」とも呼ばれていました。

公園入口から5分で前山(72.8m)山頂です。

都内の公園とは思えないほど自然が多く残されており、素晴らしいハイキングコースですが、スズメバチや蛇なども生息していますので注意して進みます。

3つのピークの真ん中に位置する中山(74m)です。

公園入口から15分で山頂の浅間山に到着です。

山頂には浅間神社が鎮座しています。

里山らしい穏やかな雰囲気に包まれた山頂からは、府中の街並みを眺めることができます。

全国に約1300社ある富士山信仰の浅間神社のひとつですが、富士山方面は成長した樹林に遮られて見えませんでした。

浅間山神社は表参道からも登れます。
アクセス
- JR中央線「武蔵小金井駅」または京王線「東府中駅」から京王バスで「浅間山公園」下車すぐ
- 東府中駅から徒歩約18分
駐車場:なし
開園日:常時開園
入園料:無料
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