大持山登山活動記録
山行日 | 2024月4月29日(月) |
標高 | 1294.1m |
登山コース | 武甲山御嶽神社一ノ鳥居駐車場~妻坂峠~大持山~小持山~武甲山~一ノ鳥居駐車駐車場 |
標準コースタイム | 6時間20分 |
コースタイム実績 | 4時間20分 |
距離 | 10km |
上り/下り(累計) | 1150m/1152m |
駐車場 | 武甲山御嶽神社一ノ鳥居登山口駐車場(無料/200台) |
大持山の紹介記事はこちらです👇
山行記録
2024年のGWは秩父山域にある埼玉百名山の大持山に行ってきました。
武甲山に隣接する大持山は、武甲山程の知名度はありませんが、関東百名山にも選ばれているように秩父山域の名山の一つで、大持山と小持山の間にある雨乞岩からの景色が素晴らしいと評判です。
近頃の夏のような暑さもあって、何となく標高1000mを超えて涼しい所を歩きたいと思っていたので、朝の早い時間から妻坂峠を経由して武甲山まで周回する中級者向けの定番コースを選択しました。
下山後はずっと食べたかった秩父の名物「珍達そば」を食べに行き、登山&グルメの日帰り登山を満喫してきました。
6:10
武甲山御嶽神社一ノ鳥居駐車場からスタートです。
人気の武甲山と同じ登山口ということもあり、朝の6時ですが既に半分以上は埋まってました。
ただ、この駐車場の手前の生川沿いに新しく200台程が停められる登山者用駐車場ができていましたので、今後は駐車に困ることはないかなと思います。
トイレは相変わらず綺麗に管理されていました。
トイレの脇に登山届の箱があるので、届を提出してから登山開始です。
駐車場の入口の方に戻って妻坂峠へ向かいます。
案内板のある登山口から入山、妻坂峠に向かいます。
仏様が鎮座しています。
隣接する武甲山が信仰ということもあり、大持山もその名残があるようです。
山の中腹を登る登山道は、広くて明瞭で、荒れてなくとても歩き易いです。
武甲山と比べると知名度は劣るため、登山道は多少歩き難いかなと予想していましたが、全然そんなことはなく、私が登った埼玉の山の中でもかなり歩き易い方の道で、良い意味で期待を裏切られました。
早速、綺麗なブナの新緑が出迎えてくれていました。
早朝とあって空気も冷たくて新鮮で、マイナスイオンをたっぷりと感じながら静かな森の中を登っていきます。
土砂崩れの跡地ですが、きちんと整備されていて、難なく進むことができます。
6:50
スタートから40分で妻坂峠に到着しました。
ここまではとにかく歩き易い登山道で、かなりの好印象でした。
ここにも仏様が鎮座していましたが、置いてあるお賽銭の金額にビックリ!
まさかのお札が置いてあったり…
賽銭泥棒が来ないか心配しながらも登山の安全を祈願します。
妻坂峠の少し登った先から新緑に囲まれた美しい尾根道が始まりました。
尾根は少し急登ではありますが、歩いても歩いても綺麗な新緑のトンネルが続きます。
伊豆ヶ岳も新緑が綺麗な登山道ですが、こっちの方がスケールが大きくて、圧巻の新緑のカーテンって感じです。
本当に美しい、鮮やかな緑です。
心が癒されて、仕事のストレスも全部忘れさせてくれますし、歩いているだけでワクワクと心が踊って、本当に気持ち良かったです。
まさかこんなに綺麗な登山道を歩けるとは思っていなかったので感動的で、ここを歩けただけでもこの山に来て良かったと思えるくらい贅沢な時間でした。
埼玉の山でもトップクラスに歩いてて楽しい登山道だと思います。
7:45
新緑の尾根道を越えて大持山の肩に上がると、この山で初めての絶景ポイントがありました。
東の方角に展望が広がります。
大持山に向かう尾根は少しずつ狭くなり、岩稜も姿を現して足運びの難易度が増していきます。
山頂直下の富士見の丸太。
富士見の丸太からは辛うじて富士山の先端だけ見えました。
写真からは分かり難いですが、中央に白い富士の頭が見えます。
葉っぱが邪魔でしたので、落葉した冬の時期ならもう少しハッキリと見えると思います。
7:50
富士の丸太から1分、登山開始から1時間50分で埼玉百名山・大持山に登頂しました。
山頂はあまり広くはありませんが、腰を下ろして休めるスペースがあります。
時間的に余裕があれば武甲山まで行きたいと思っていたので、ここで一息入れて小持山に向けて出発します。
展望は木に囲まれているため見えませんでした。
小持山への稜線は、妻坂峠から大持山までの尾根道とは打って変わって、岩稜が露出した険しくて狭い道に変わっていきます。
この狭い岩の間を抜けていきます。
通称メタボ検査岩と言われているらしく、お腹と荷物の引っ掛かりに注意です。
8:10
大持山からでこのコース屈指の絶景スポット、雨乞岩に到着しました。
雨乞岩は柵の無い岩の崖なので、滑落に注意して絶景ポイントに進みます。
そして雨乞岩からの景色がコレです!
奥秩父の山並みは雲取山が正面に見えます。雨乞岩からの景色は高度感もあって爽快感がハンパないです。山々の緑も綺麗です!
こちらは左手の蕎麦粒山方面の眺め。
稜線は蕎麦粒山から天目山や七跳山あたりに続いていると思われます。
右手の両神山方面。ずっと見ていたい絶景が目の前に広がっていました。
雨乞岩は、大展望が楽しめる最高のビュースポットで本当に爽快でした!
素晴らしい展望を見て気持ち良くなって、元気いっぱいで小持山に向かいます。
道はどんどん狭くなります。
滑落しそうなポイントもあって、落ちたらコロコロ転げ落ちてしまいそうなので慎重に通過。
8:33
雨乞岩から20分程で小持山に登頂です!
こちらも大持山同じく山頂はあまり広くなく、展望もありませんでした。
小持山から見える武甲山。
山肌は削られておらず、昔から変わらない原型の姿を見ることができます。
9:00
小持山を降り始めてから20分、シラジクボ分岐に到着しました。画像がボケてますが、右に分岐すると一ノ鳥居駐車場に戻ります。
思ったより良いペースで歩いて来れたので、予定通り武甲山を経由する周回コースを進みます。
武甲山の背中は急登が続きますが、程よい疲労感の中で良い汗をかきながら最後の登りを楽しみます。
9:25
武甲山に到着。一昨年の9月以来、4回目の登頂です。
山頂には既に結構な登山者がいましたが、粘って無人の山頂標識の撮影に成功。
少し霞がかっているのは残念ですが、武甲山山頂からの景色は相変わらず良い眺めです。
武甲山の人気も相変わらずで、山頂には既に10名程登山者がいて、更に表参道コースからの下山時には100人位の登山者とすれ違いました!
狭い山頂が凄いことになりそうと思いながら下山の歩を進めます。
10:30
駐車場に戻って来ました。
久しぶりにゴミ拾いもしましたが、比較的ゴミが少ない綺麗な登山道でした。
この日の数日前にミックスナッツの袋を落とした方、気を付つけてください。
最近、マスクは少なくなってきましたが、相変わらず飴の袋は多かったです。
下山後はずっと食べたかった秩父名物「珍達そば」を食べに秩父市役所の隣にある、珍達そば団子坂店へ。
開店10分前の10:50に着きましたが、既に20人程並んでいて、また次回にしようかと悩みましたが、今日は絶対食べたい!と心に決めて50分程待って入店。
そして念願の珍達そば(並)を注文!
あっさり醤油は程よい塩っぱさで豚バラ肉の旨味と絡んで素晴らしいスープでした。
口コミでは味が薄いという方もいますが、私にはちょうど良いしょっぱさ、しかもほんのり胡麻油が食欲をそそり続けて箸が進みまくります。
麺はとんこつラーメンのように細いストレート麺ですが、モチモチと噛み応えがあって、且つスープに絡んでスープとの相性がバッチリ。深谷ネギは辛味はなく、甘くて美味しかったです。
そして最後に備え付けのニンニク入り豆板醤を混ぜると、これがまた辛さとスープが絶妙にマッチして、更に食欲がそそられて最高の味変になりました!!(※激辛のため入れすぎ注意)
量も十分でお腹いっぱいになって、これで850円!味もコスパも本当に大満足で、並んででも食べた甲斐がありました♪
まとめ
大持山の前情報はあまり持たずに入山しましたが、一ノ鳥居駐車場~妻坂峠は静かでマイナスイオンがいっぱいの気持ち良い登山道を歩くことができましたし、妻坂峠~大持山~小持山は心癒される新緑のトンネルや雨乞岩からの絶景、プチ岩稜歩きなどバラエティに富んだ登山道を楽しむことができました。
特にブナ林の新緑は他の山にはない規模で、その美しさを堪能できる貴重な山だと感じました。
武甲山まで周ってトータルで10km歩けましたし、良い疲労感で山の楽しさをガッツリ満喫できました。珍達そばもめちゃくちゃ美味しくて大満足の山行になりました!
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