御嶽山の特徴
御嶽山は神川町にある標高343.4mの山で、群馬県との県境に近い位置にあるため、埼玉県最北の山になります。
山麓には由緒ある金鑚神社があり、国指定特別天然記念物である御嶽の鏡岩を見物できる他、絶景ポイントとなっている岩場に取り付く際に、左に巻き込むと弁慶穴があります。
木立の美しい丘陵で、短時間で登れることもあり、子ども連れでも気軽に楽しむことができます。
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御嶽山の麓 金鑚神社
金鑚神社は武蔵二ノ宮に数えられる県内でも有数の由緒ある神社で、一帯が豊かな自然に囲まれており、静かで厳かな雰囲気が漂っています。
神体山とする御室山を祀っているため本殿が無い原始信仰の形を今に残しており、このような形式をとる歴史ある神社は、ここ金鑚神社以外では長野県の諏訪大社と奈良県の大神神社の2つのみとのことです。
日本古代史上の英雄・日本武尊が東征の際に、身に着けていた火をつける道具を御室山(御室ヶ獄)に納めたことが始まりとされ、天照大神や須佐之男命などを祀っています。
また、国の重要文化財に指定されている「多宝塔」や特別天然記念物に指定されている「鏡岩」など、見所も多くあり、埼玉県の北部地域でも屈指のパワースポットと言われています。
御嶽の鏡岩(国指定特別天然記念物)
約1億年前、関東平野と関東山地の境にある八王子構造線ができた時の、断層の一つと考えられています。
高さ約4メートル、幅約9メートル、北向きで約30度の傾斜があります。
この断層ができる際に、断層の両側面が強い摩擦力で互いに磨き合ったことで、鏡のように滑らかな表面になり、光を反射して物の姿を映すように見えたことから鏡岩と呼ばれるようになりました。
絶景スポット岩山展望台
一番の見所と言ってもよい岩山展望台からは神川町を一望でき、浅間隠山、榛名山、赤城山、城峯山、雨降山など全周の展望を楽しむことができます。
登山のお土産に隠れた名酒 横関酒造の天仁
酒好きの筆者としましては、御嶽山登山のお土産に横関酒造の天仁をおすすめします。
金鑚神社から車を走らせること20分、美里町にある小さな酒造で、知る人ぞ知る埼玉の銘酒です。
天仁の原酒や初しぼり、あらばしりが旨いと人気ですが、一級酒の上撰や特別純米酒なんかもかなり美味しいです。しかも安くてコスパも最高です!
県内で最も小さい酒蔵で、尚且つ商品を小売店に出すことが殆どなく、基本的にはここでしか購入できないことから(※向かいのセブンイレブンで少しだけ扱いあり)、埼玉県内でも知名度はかなり低めですが、風味も味わいも良く、口当たりはまろやかで上品です。辛口寄りでもお酒臭さも殆どなく、幅広い料理に合うお酒で、コアな日本酒ファンを虜にしています。
筆者としましても本当は教えたくないお酒ですが、本サイトを見てくれている方々に感謝の気持ちを込めて情報公開させていただきます。
冷温で販売する生酒が多いため、夏はクーラーボックスを持参することをおすすめします。
奈良漬も絶品と評判です。
横関酒造の詳細はこちら👉横関酒造HP
御嶽山の登山コース
マイカーで、金鑚神社の駐車場に止めて周回コースを取ります。
気持の良い雑木林を進み、鞍部から岩場を登ると目の前に展望が広がります。
山頂直下は急坂になっていて、特に濡れているときなど足場が悪い時の下りは滑り易くなっているので注意が必要です。山頂は山頂標識と三角点があります。
標準コースタイムと難易度
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