笠取山登山活動記録
山行日 | 2023月10月29日(日) |
標高 | 1953m |
登山コース | 作場平口駐車場~ヤブ沢峠~小さな分水嶺~笠取山~水干~ヤブ沢峠~作場平口駐車場 |
標準コースタイム | 5時間35分 |
コースタイム実績 | 4時間40分 |
距離 | 11.6km |
上り/下り(累計) | 913m/912m |
駐車場 | 作場平口駐車場(無料/30台/トイレあり) |
笠取山の紹介記事はこちらです👇
山行記録
紅葉の季節真っ只中ということで、関東でも紅葉の山として屈指の人気を誇る奥秩父の名山・笠取山へ行ってきました。
小さな分水嶺あり、水干ありの観光登山に加えて、心臓破りの急坂や山頂からの絶景を楽しんできました。
5:50
作場平駐車場(無料/30台)に車を停めて、準備を済ませたら作場平登山口から登ります。
5時過ぎに到着しましたが、既に4台程停まっていました。
気温は8℃で結構寒かったです。
駐車場にはトイレがあり、建物自体は綺麗です。中は、よくある山のトイレです。
6:00
駐車場のすぐ近くにある作場平登山口から入山です。
ヤブ沢峠まで沢沿いを歩いていきますが、入山するとあっという間に深い森の中の世界に変わります。
水もとても綺麗で、息をすると気持ちの良い空気が身体の中に入ってきます。
徐々に黄色く色づいた木々が見えてきました。
しっとりとした水分と酸素を多く含んだ美味しい空気と、紅葉のポテンシャルの高さを感じながら歩きます。
良い色になってきた楓の紅葉。趣があります。期待通りの色合いを見ることができて興奮してきます。
それでも曇り空と朝イチで日は高く上がっておらず、少し暗めの背景だったため、午後には晴れてくるという予報だったこともあり、青空の紅葉は下山時に期待して先に進みます。
そして下山時には予報通り青空が出てきて、最高の紅葉を見ることができました!素晴らしい紅葉のレポートは後半に書いてありますので、しばらくお待ちください。
7:05
沢沿いの登山道が終わってヤブ沢峠まできました。
標高は1690mですが、この辺りまで来るとフカフカの落ち葉の絨毯が示す通り、紅葉のピークは少し過ぎたかなという感じでした。
案内板に従って笠取小屋へ向かいます。
ヤブ沢峠からは林道を歩きます。
それでも秋の風情を感じて歩くことができます。
7:17
笠取小屋に到着です。
トイレは駐車場の造りと全く同じでした。
案内板や登山道など、やはり東京水道局の管理区域のようでお金がかかっているというか、かなりしっかりと整備されています。道迷いの危険性も低く、歩き易い道が続きます。
笠取小屋です。
周りにはテント場があり、この日は一張だけお客さんがいました。
宿泊料金は4500円/日(※素泊まりのみ)で、テントは800円/日、水場(無料)ありのようです。
山小屋の詳細はこちらからご確認ください👉笠取小屋HP
本当にしっかりとした作りの案内板です。日本二百名山にも入っていない山で、ここまで整備された山は珍しいのではないでしょうか。そのまま雁坂分岐、水干方面に進みます。
この通り、足場も綺麗に整備されていてとても歩き易いです。
濡れている場所+落ち葉があると滑り易いので注意が必要です。
7:30
小さな分水嶺が見えてきました。
この分水嶺の頂点を境に、多摩川、荒川、富士川へ水が分かれていきます。
自分が飲んでいる水道の水を集めているエリアの一番端っこがこの場所だと思うと、とても面白いです。
先に歩を進めて笠取山に向かいます。
7:40
小さな分水嶺からちょっとした起伏を過ぎると目の前に笠取山山頂が現れました!
笠取山名物、山頂直下の『心臓破りの急坂』です。
ラスボス感漂う、直線一気の急登です。SASUKEでいうところの反り立つ壁の大自然バージョンですね。相当な勾配に圧倒されます。
真っ直ぐで凄い急登です。
一気に100m程を登ります。さすがにこの登りはキツイ。
8:00
2、3回息を整えながら登って、ようやく笠取山山頂に到着しました!
頑張ったご褒美で、山頂からの景色は遠くまで奥秩父の山並みが見えて最高です!
360°見渡しても建物が一つも見えない、どこを見ても山の景色を楽しむことができる奥秩父らしい山頂です。
奥秩父の山並みが美しいです。静かで雄大です。右の奥の方には国師ヶ岳がありますが、この日は残念ながら雲がかかって山頂からは見えませんでした。
左手奥の三角の山は大菩薩嶺です。ここから見ると結構カッコイイ山であることがわかります。
天気が良ければ大菩薩嶺の右側に富士山が大きく見えるのですが、こちらも残念ながら雲が多くてその姿を拝むことはできませんでした。
また次回来た時には富士山の雄姿を写真に収めたいと思います。
それでもこちらは西峰で標高は1942m、本当のピークは埼玉県側の東峰になります。
8:08
岩稜と石楠花の群生が狭くしている登山道を10分程進んで、埼玉県側のピークに登頂しました。
山頂標識はちょっと年季が入って縦に真っ二つに割れ目が入っていますが、こちらが東峰で本当の山頂で1953m地点になります。
8:53
東峰から水干を見逃して山頂直下に戻って来ました。時間的に余裕があったので、2回目の登頂。からの下山したところの私と心臓破りの急坂で記念撮影をしました。
記念撮影が終わったところで下山開始しましたが、予報通り少しずつ晴れ間が出きてきたので、紅葉をゲットしに行きます。
ヤブ沢峠に戻って更に下山すると…
綺麗な紅葉が待っていてくれました!
青空に映える素晴らしい紅葉です!
めちゃくちゃ黄色が映えます!!
歩いても歩いても紅葉が続きます。
黄色が多めで少な目の赤がアクセント。見頃としては最高のタイミングでした。
天気予報もばっちりハマって更に気持ちいいです。
自然の森の中で思いっきり秋を感じることができます!
ずっと紅葉のトンネルが続きます。感想は「凄い」しか出てきません!興奮して心の中では「凄い!凄い!凄い!!」の連発です。「控えめに言って最高」って言葉がピッタリの景観です!紅葉あるあるで、自然と上ばかり見て歩いてしまうため、何回も躓きます。
山が黄金の錦を粧っています。贅沢です。生きていることの幸せを感じます。
秋晴れの中、本当に素晴らしい紅葉を見ることができました。
笠取山は紅葉を見に来る山と言う登山者もいるようですが、納得です。
綺麗な水と美しい紅葉。
素晴らしい黄紅のコントラストのトンネルをくぐって登山口まで戻って来ました。
10:55
駐車場は満車でした。しかも駐車場の外で空くのを待っている車が3台程並んでました。流石の紅葉人気です。
余韻に浸りながら帰宅します。
奥多摩湖沿いに東京方面に戻って、帰宅途中に古里駅前にある人気の出汁巻き卵料理店「卵道(ランウェイ)」さんで出汁巻き卵とプリンをお土産で購入しました。
かなり繁盛しているようで、お食事のお客さんが道路の反対側に大勢並んでいました。お店の前に駐車場ありました。
帰宅後に奥多摩の銘酒澤乃井で乾杯!
手前が烏骨鶏だしまき1300円、奥が白だしまきホワイト1100円です。写真には載っていませんが、プリンは324円でした。(※全て税込)
烏骨鶏だしまきは、しっかりした卵の味と出汁の旨みが口の中に広がります!
ホワイトは少しあっさり系ですが、こちらも出汁がきいて美味しかったです!どちらも塩っぱくなく、甘さもあって素材の味で勝負している味です。
この出汁巻きを食べてから澤乃井を口の中に流し込むと、卵と出汁の後味に日本酒の旨みと香りが絶妙に調和されて、お酒が止まりません!出汁巻きとお酒の相性がバッチリで、最高の晩酌になりました。
出汁巻きは冷たくても美味しいですが、レンジで少し温めたほうが美味しかったです。
プリンも卵はめちゃくちゃ濃厚で、甘すぎず口当たりも滑らかで美味しかったです。さすが、奥多摩の繁盛店、お土産におすすめです!
まとめ
紅葉を期待して登った笠取山は、一面を彩る期待以上の素晴らしい紅葉でした。関東圏で日帰りで楽しめて歩き易く難易度も低い山としてはトップクラスの紅葉の美しさだと思います。今日の感じですと、毎年10月20日過ぎから11月5日頃が見頃ではないかと思います。来年行かれる方ご参考ください。
都会から離れた奥秩父の森は、沢のせせらぎの音や空気の美味しさ、喧騒を忘れる静寂が心を癒してくれましたし、生命力溢れる自然に囲まれて「また来週から頑張ろう!」という気持ちのリフレッシュもできました。
登山口駐車場もトイレも登山道も全て整備されていて登り易く、まさに奥秩父の名山の称号を裏切らない山でした。
水干を見過ごしたり、山頂からの富士山の景色を見れなかったりと、まだやり残したこともあるので、またリベンジ登山訪れたいと思います。もちろん紅葉ももう一度見に来たいと思います。
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