幻の福寿草 秩父紅と節分草 節分草園〜稲穂山

秩父紅
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稲穂山登山活動記録

山行日2024月3月3日(日)
標高260m(稲穂山)
登山コース節分草園駐車場~節分草園 / Mahola稲穂山駐車場~稲穂山
標準コースタイム70分(稲穂山登山のみ)
駐車場節分草園駐車場(無料/60台) Mahola稲穂山駐車場(無料/100台)

小鹿野町の節分草

小鹿野町にある堂上節分草園は、約5000平方メートルの自生地として日本一の規模を誇ります。別名『森の妖精』とも呼ばれる節分草は準絶滅危惧種に指定されていますが、地元の有志の方々による保護で守られています。

節分草3
堂上節分草園0494-79-1100
営業時間8:30〜16:30(2月下旬〜3月上旬)
入場料300円
見頃2月下旬〜3月中旬
アクセス【公共交通機関】
西武秩父駅から小鹿野行バス乗車、「薬師の湯」で「白井差口」行に乗り換え「堂上」下車徒歩1分
【車】
関越自動車道花園ICから国道140号を経由、県道37号を小鹿野方面へ約40km、約70分

幻の福寿草 秩父紅

秩父紅は埼玉県秩父地方の固有種で、「幻の福寿草」とも呼ばれています。
秩父山系に咲く福寿草として人気で、普及種の黄色ではなく、濃い赤茶を帯びた紅色の品種です。
なかなかお目にかかれませんが、Mahola稲穂山にて約10000株の群生を見ることができます。

稲穂山咲き誇る秩父紅
Mahola稲穂山0494-62-1688
営業時間9:00〜16:00
入場料600円
見頃2月下旬〜3月上旬 好天の日の11時~15時
アクセス【公共交通機関】
秩父鉄道皆野駅下車徒歩15分
【車】
有料道路皆野大塚ICから1分

山行記録

ようやく冬も終わりを迎えて春到来ということで、小鹿野町にある堂上節分草園に「森の妖精」とも呼ばれる節分草を、その後は皆野町のMahola稲穂山に移動して「幻の福寿草」とも呼ばれる赤い福寿草、秩父紅を見にトレッキングに行ってきました。

節分草園駐車場

8:15
節分草園の300m程手前にある第二駐車場に車を停めて出発です。
見頃を迎えたとあって開園時間は8:30ですが、既に多くのお客さんが来園していて、駐車場は満車に近い状態でした。
※節分草園のすぐ前にも第一駐車場(無料/20台)があります。

トイレは駐車場も節分草園も男女共用の簡易トイレが1つずつしかありません。女性はちょっと嫌かなと思います。この季節は寒いですし、近くにある道の駅両神温泉薬師の湯で事前に済ませておくことをおすすめします!

堂上節分草園

8:25
開園時間の少し前にオープンしてくれました。
入場料を兼ねた環境整備の協力金300円を支払って入場です。

節分草

入園直後はまだ陽が高くなっていないせいか花弁が少し閉じ気味でしたが、9時を過ぎた辺りから花が開き始め可愛らしい表情を見せてくれました。

節分草2

「森の妖精」と言われる節分草。初めて見ましたが、可憐で愛らしいお花です。
見頃はピッタリなタイミングでした!

節分草3

よく見ると一花一花、表情が違うというか力強さや華やかさなど個性があって面白いです。
命を輝かせるように束の間の春を謳歌するスプリング・エフェメラル。
儚くも美しく咲き誇る姿に心が和みました。

節分草群生
節分草まつり

今日は節分草まつりが開催されており、甘酒が無料で振舞われたり、小鹿野の名産・原木椎茸が売られていました。
甘酒はすり下ろした柚子が入っていて、フレッシュ感と香りが加わって美味しかったです!

原木椎茸炭火焼

こちらは原木椎茸の炭火焼き!
肉厚で椎茸の香りが凝縮されていて味が濃厚でめちゃくちゃ美味しかったです!!
ジューシーっていう表現が近いと思います、ほぼ肉って感じでした!

味付けは醤油も定番ですが、地元の方が教えてくれた醤油+マヨネーズに七味唐辛子を付けたら、これが新発見でスッゴイ美味しかったです!

この原木椎茸の生椎茸も販売(300円/大サイズ4個入り)されていたので、購入して帰宅後も醤油マヨ七味でいただいて、ビールに最高にツマミになりました!!

節分草園と節分草まつりを十分に楽しんだら、今日のもう一つの目的である幻の福寿草を求めて秩父に移動します。

鹿の子

10:45
移動の途中で実は更にもう一つのお目当てだった小鹿野名物でB1グルメの「わらじカツ丼」を食べに鹿の子さんに寄ってきました。

開店時間の11:00よりも15分程早く着きましたが、開店前に入れてくれました。
ストーブに火を入れてもらい、暖かいお茶を提供されて優しい接客に感動でした。

鹿の子わらじカツ丼

渋いメニュー表ですが、定番の「わらじカツ丼」850円を注文。カツは2枚入りです。

鹿の子わらじカツ丼

10分程で着丼、早速いただきます!
早速わらじカツに一口かぶりつくと、もうめちゃくちゃ美味しかったです!

衣はサクサクでお肉が柔らかい!タレは少し甘めですがあっさりした味付けなので、良い塩梅のタレの風味を楽しんだ後に豚ヒレ肉の旨味が口の中に広がります。カツは結構な大きさですが、全然しょっぱくないので、3枚いけるってくらい、食べられます!
ご飯もしっかり美味しいですし、何より熱々で提供してくれるのが最高でした!

お店の建物自体は少し古いですが、中は清掃が行き届いてますし、お母さんの接客もホスピタリティがあって安らぎます。小鉢の漬物も良い意味で田舎の自家製の味が素朴でとても美味しかったです。

お肉が一口毎に無くなっていく寂しさを感じながら、完食。
お腹一杯になったので、いよいよ幻の福寿草を求めてMahola稲穂山へ向かいます。

稲穂山駐車場

12:15
Mahola稲穂山に到着。入場料600円を払って秩父紅の群生地のすぐ近くにある第4駐車場に駐車します。
昼時だったので混んでるかと心配してましたが、意外とすんなりと駐車できました。

実は秩父出身の方でも秩父紅を知らないという方もいらっしゃるので、知名度はまだそれほどではないかもしれません。でもこれから必ずシーズンには行列になるくらい人気が出るスポットになる思います。

秩父紅

駐車場から少し登ったところにある群生地に足を踏み入れると、幻の福寿草がありました!赤い!!

稲穂山咲き誇る秩父紅

毎年都合がつかず、なかなか来ることができませんでしたが、やっとお目にかかることができました。めちゃくちゃ可愛いです!

花言葉の「幸せを招く」と「永遠の幸福」の通り、少しでもいいので、福が来てくれますようにとお願いしました。

稲穂山秩父紅群生

約10,000株の秩父紅が綺麗に咲いていました。みんな太陽を見てます。

稲穂山福寿草原種

原種の福寿草もたくさん咲いていて楽しめました!

稲穂山福寿草原種群生

秩父紅を見終わったら、そのまま山頂へ向かいます。
福寿草の群生地から稲穂山山頂までは整備された道を歩いて30分ほどでした。

稲穂山展望デッキ

山頂には展望用ウッドデッキにアウトドアチェアーが、フリーサービスで置いてありました。
ここに座って、秩父の町並みと日本二百名山であり秩父の名山である武甲山をのんびり眺めるという贅沢な時間を過して、凄く気持ち良かったです!

稲穂山山頂ブランコ

ブランコも設置されており、ご年配の方々も童心に帰って、ブランコに揺られながら武甲山と秩父の絶景を楽しんでいました。

稲穂山山頂バンブーデッキ

バンブーツリーデッキという名の竹の櫓がありました。
登ってみましたが、眺望は周囲の木々に遮られて特に感動はなし。それよりも手作り感がハンパなくて、竹が折れて抜け落ちないか心配でめちゃくちゃ怖かったです。

稲穂山山頂のデッキ

リゾート化により、土禁のデッキで寝るカップルもいました。気持ち良さそう…
普段の登山では見慣れない光景でも悪くないですね。
最後にもう一度秩父の絶景を堪能して下山しました。

稲穂山山頂からの景色

まとめ

ずっと見たいと思っていた節分草と秩父紅をようやく見ることができました。どちらも春先の寒さが残る中、可憐に咲き誇っていて見ているだけで心が癒されるお花でした。

小鹿野名物わらじカツ丼も食べられましたし、稲穂山山頂からの秩父盆地を見下ろす景色も最高で、久しぶりに大満足の登山でした!

改めて秩父と小鹿野はいつ来ても楽しいところだなと思いました!
春を迎えて、山の新緑や季節の花々を見られるシーズンが始まりましたので、これからの登山計画が楽しみになりました。