第35回 外秩父七峰縦走ハイキング大会


第35回外秩父七峰縦走ハイキング大会に参加してきました。昭和61年に神戸六甲山縦走ハイキング大会の関東版として始まったハイキング大会です。

山行日:2022月月17日

小川町役場前駐車場をスタート地点として、小川町~東秩父山域の七峰を越えて寄居駅前までの42kmを制限時間12時間以内で歩きます。毎年4月に行われ、県内外から大勢の登山愛好家が、腕試しならぬ足試しに集結。「楽しく歩いて、自分の脚力を自分で判断する大会」という名目が掲げられ、走ることとトレッキングポールの使用は禁止となっています。

5:10
小川町役場前駐車場です。スタート時間は6:30予定(近年は6時過ぎにはスタートしています)。渋滞回避のために早めに来ましたが、既に30人ほど並んでます。

外秩父七峰縦走ハイキング大会スタート

5:40
東武東上線電車組が合流して行列になります。スタート時間が近づいてきて、みなさんのテンションも上がってきます。

外秩父七峰縦走ハイキング大会スタート地点

周りの人とも会話が弾み、「前回のハイキング大会は~」とか「あそこのトレラン大会は~」など強者の会話が飛び交います。先頭に近いと本気の人達が多いので、会話のレベルも高く、初めて大きな大会に参加する私はビビりまくりで会話に参加できず。

6:05
スタートしました。受付を済ませて出発です!受付は回転よく、すぐに自分の順番がきました。Bコース(39kmコース)の方は、受付を済ましたら小川駅に戻って電車で東武竹沢駅に移動します。私はAコース(42km)でチャレンジします。

外秩父七峰縦走ハイキング大会記録カード入れ

参加記念品と記録カード入れを貰えますので、記録カードを入れます。参加賞の記念品は見ている時間がないので、リュック入れて帰宅後のお楽しみにします。

外秩父七峰縦走ハイキング大会

アスファルトの道をひたすら歩きます。天気も良く、お花が綺麗です。

6:50
スタートして40分で官ノ倉山の登山口前にあるトイレです。早速列ができてます。

外秩父七峰縦走ハイキング大会官ノ倉山トイレ

渋滞で有名なボトルネックポイントの官ノ倉山鎖場です。

官ノ倉山

他の参加者の方もたくさんいましたが、スタートの順番が早かったので、大きな渋滞に巻き込まれず通過できました。

7:10
最初のピークとなる石尊山(せきそんさん 344.2m)に到着です。

石尊山

まず一つ登頂したということで、ちょっとした安堵感を感じます。山頂からの眺望も良かったですが、一息ついて先を急ぎます。

7:10
石尊山から10分で官ノ倉山(344.7M/5.1km地点)の山頂です。

官ノ倉山

休まず進みます。
この後すぐにBコース組と合流してから最初のチェックポイントを通過します。少し渋滞してノロノロ歩行になりました。

7:35
官ノ倉山の下山道はけっこう滑りました。気を抜くと転びそうでした。

外秩父七峰縦走ハイキング大会Aコース

官ノ倉山を下山すると次のターゲット笠山が見えてきます。

8:05
アスファルトの道をしばらく歩くと「道の駅 和紙の里」に着きます。

和紙の里

この時点でトイレ渋滞は解消されてました。売店があり、テンションが上がります。おにぎり、バナナ、ゆで卵、コロッケ、豚汁、草餅と全部美味しそうでした。
笠山へ向かいます。ここから長いアスファルトが続きます。

9:25
笠山の登山口です。

笠山登山口

和紙の里からここまで一部を除いて殆どアスファルトを歩きます。この登山口から本格的な山道に入っていきます。

笠山

ひたすら登ります

10:10
笠山(837m/16.7km地点)のチェックポイントと山頂に辿り着きました。

笠山

山頂は広くなく、休憩スペースもないので休まず堂平山へ向かいます。

10:45
笠山から40分ほどで堂平山(876m/18.4km地点)に到着です。

堂平山

この標柱の手前にチェックポイントがあります。この辺りで少しずつ疲労を感じてきました。山頂は風があって少し寒かったです

天文台の隣に売店が出てます。ここで食料品や飲料を購入してこの先の行程の準備を整えました。
毎年ここでカレーが用意されているとの情報があり、温かいカレーを楽しみにしていたのですが、今回はコロナの影響で提供物を縮小したのか、残念ながらありませんでした。
トイレも含めて20分程休憩して次の剣ヶ峰チェックポイントへ向かいます。

11:25
4つ目チェックポイント剣ヶ峰です。

剣ヶ峰

そのまま通過します。

剣ヶ峰

ここの登りはちょっときつかったです。足にきます…。

12:20
白石峠を越えて、定峰峠まで来ました。

定峰峠

個人的にはこの区間で一番の疲労ピークを迎えました。ちょっとヘロヘロになったので小休憩して息を整えます。
がしかし、ここで偶然にも会社の同僚のお母さんと叔父さんに遭遇! (写真はありませんが…)
羊羹と柿ピーなどの差し入れと、「お互いがんばりましょう!」というエールをいただいて元気が出ました!
こういう偶然や人との触れ合いがこの大会の醍醐味です!!

栄養補給

更にここでコーラグミを摂取。これが疲労した身体にはめちゃくちゃ!涙が出るほどくらい美味しかったです!!
疲れた身体に染み入るコーラの酸味+甘みと、童心に帰らせてくれる程よいチープな味が最高で激ウマでした!普段食べてる500倍は美味しかったです。こういった気分転換アイテムが疲れた時にパワーを与えてくれます!

大霧山に向かいます。この辺りまでくるとほぼ渋滞はなく、マイペースで進むことが出きます。

大霧山

13:20
5つ目のチェックポイントの大霧山(766.6m/25.4km地点)山頂です。隣を歩いていた知らない人と一時的に仲良くなって記念撮影(左が私)。その彼女?が撮ってくれました。大霧山の山頂はいつも暗い気がします…

このカップルはこの後一気にペースを上げてあっという間に私を置き去りにしていきました。若いって羨ましいです。

コースタイムを分析しますと、この25.4km地点にある大霧山CPを制限時間の15:00までに通過できるかが、制限時間内に完歩できるかどうかの大きなポイントだと思います。理由は大霧山の前後のチェックポイントの制限時間と比較すると、大霧山が1番厳しい時間設定になってることが分かります。初めて参加される場合は、大霧山通過を目標として計画すると良いと思います。

<チェックポイントと制限時間>
 堂平山 14:45(18.4km地点)
 剣ヶ峰  15:00(19.3km地点)
○大霧山  15:00(25.4km地点)
 皇鈴山 16:30(31.0km地点)

秩父高原牧場へ向かいます。

秩父高原牧場

少し開けてきます。この先に牧場があります。
気持ちはソフトクリーム早く~~~!!ってなってます。

秩父高原牧場

14:00
ようやく高原牧場の売店です!ソフトクリーム行列ができてます。
10分程並びました。牛乳やコーヒー牛乳もあるようです。

ソフトクリームを購入!

秩父高原牧場ソフトクリーム

写真は美味しそうに撮れませんでしたが、これがめちゃくちゃ美味い!最高です!!濃厚なミルクとで程よい甘さで疲れた身体を癒してくれます。これを食べるのが一つの楽しみだったので、疲労も少し回復してテンションはMAXです!!
6km先の皇鈴山へ向かいます。

14:45
二本木峠です。ここが最後の登りになります。

二本木峠

この辺から足に痛みが出てきました。不安な気持ちも芽生えますが前に進みます。

15:00
皇鈴山(みすずやま/679m/31.0km地点)山頂です。

皇鈴山
皇鈴山展望台

展望台ができていました。晴れていれば眺望は抜群ですね。埼玉の低山の中でもかなり眺めはいい方だと思います。この辺から雨が降ってきました。
山頂からの眺めは最後になりますので、見納めにして最後のチェックポイントの登谷山へ向かいます。

15:20
登谷山(とやさん/668m/32.3km地点)山頂に到着です。

登谷山

皇鈴山からは1.3kmなので、ここは比較的楽でした。ここにある最後のチェックポイントで七峰制覇です!
あとはゴールを目指します。

外秩父七峰縦走ハイキング大会歩道

登谷山の下山途中からからゴールまでの残り10kmはずっとアスファルトを歩きます。硬いアスファルトにやられて、どんどん足が痛くなってきました。この最後の行程がとにかく長いです。

雑草

道沿いの花などを見て気持ちを紛らわせながら歩きます。

17:10
残り1km鉢形城跡です。

鉢形城跡

足の痛いのとゴールがなかなか見えてこないことで、辛さがMAXです。もう両足がかなり痛く、屈伸もアキレス腱も伸ばす動きができません。ただ足を前に出すことしかできない状態でした。

17:20
ようやく正喜橋まで来ました!

正喜橋

この橋を渡れば右側にゴールのベルク寄居店が見えてきます。ヴィクトリーロードです!

17:23
ついにゴール!42km完歩です!

ゴール

受付(奥のテント)を済ませて記念の帽子と完歩証を貰います。完歩証にはちゃんと自分の参加番号と名前が記載されています。

完歩

完歩した人だけが持つことができる完歩プラカードを持って記念撮影☆達成感が全身から溢れ出します。
心の中で『やってやったぜ!』『よっしゃー!』って叫んでます。頑張って良かったと喜びを嚙みしめました。

本当に疲れましたが、何とか完歩することが出来ました。ルールも守れましたし、マナーも守れたと思います。初めて参加した大会でしたが、非常に楽しい大会でした。大会運営の方々、大会にご協力いただいたボランティアの方々、無事の開催をありがとうございました。

この後、帰宅の途につきますが、足が痛すぎてお酒も飲んでないのに千鳥足でした。
帰宅後はビールで祝杯!疲労と達成感でビールの味も格別でした!一生忘れません☆

秩父七峰縦走ハイキング大会記念品

思い出の品です。左上から①完歩記念帽子②ゼッケン③完歩証
左下から④コースマップ⑤和紙の里の栞(東武鉄道デザイン)⑥東武鉄道のハンカチ⑦記録カードとケース