
別名城山の大築山
大築山はときがわ町と越生町の境にある標高466mの山で、別名城山とも呼ばれています。
その名の通り城跡が残っていますが、築城時期は定かではなく、天文十五年(1546年)以降に北条家の家臣上田朝直が、北条氏の命により、地元の権威勢力だった慈光寺の攻撃のために築城したとされています。
他にも吾那憲光が応永年間(1394~1428年)に築城し、天文年間初期に毛呂氏が改修したという説もあるようです。
案内板に廃城の時期は記載なく、不明のようです。
山頂部は樹林とヤブで東西に細長く広がっていて、 近くにはもう一つのピークの小築山(448m)があります。

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珍しい男根形の道祖神

椚平山野草公園駐車場から大築山方面に林道沿いに進むと、右手に少し登った所に珍しい男性根形の道祖神があります。
道祖神はその昔に村境、峠などの路傍にあって外来の疫病や悪霊を防ぐ神として立てられました。
後に縁結びの神、旅行安全の神、子どもと親しい神とされ、全国でも男根形の自然石、石に文字や像を刻んだものなどが残っています。
この土地で言えば、昔より山の反対側の飯能市吾野や正丸方面との往来が盛んだったことから、厄災が入り込まないようにと椚平集落の入り口に設置されたのではないかと推測されます。
ひもかわうどんが美味しい、くぬぎむら体験交流館

大築山の登山口の椚平山野草園駐車場近くにあるくぬぎむら体験交流館の手作りうどんは、他県から足を運ぶお客さんがいるほど評判で、登山後の下山メシにおすすめです。
特に9月~4月に提供される郷土料理、平打ち麵のひもかわうどんは大人気です。
更に絶品なのは山野草の天ぷらで、塩で食べると衣のサクサク感と季節の野草の旨味・苦みを楽むことができます。
メニューの詳細はこちらをご覧ください👉ときがわ町HP


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名山選定
ときがわ10座に選定されています。
大築山の登山コース
椚平山野草公園駐車場から林道を進み、珍しい形の道祖神を見物して、大築山登山口へ。
沢に下りた後に大築山まで登ったら、小築山~モロドノクルワを周回して登山口に下りて椚平山野草公園駐車場に戻ります。
標準コースタイムと難易度
2時間10分| 難易度★★☆☆☆
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