源義経伝説からの山名由来
顔振峠は、飯能市と越生町の境にある標高505mの峠で、源義経が奥州への逃亡の際にこの地からの絶景に何度も振り返ったことでその名が付いたとされる説や、武蔵坊弁慶があまりの急坂に顔を振りながら登ったという説が伝えられています。
同じ稜線上では大野峠、刈場坂峠、ブナ峠、飯盛峠、傘杉峠、一本杉峠、北向地蔵と続き、毛呂山町の黒山三滝や鎌北湖と結んで歩くこともできます。
顔振峠の名店 平九郎茶屋
峠の茶屋として知られている平九郎茶屋は、明治維新にて渋沢栄一の義弟渋沢平九郎が官軍との戦に敗れこの地へ落ちた際に茶屋に草鞋を所望し、その代価として刀を預かったことからこの店名になったとのことです。
店内から関八州の眺めを楽しめる人気の休憩所で、うどんや蕎麦、山菜の天ぷら、味噌おでん、手作りの味噌ポテトなどが評判です。
いかにも田舎の茶屋といった落ち着いた雰囲気で、山登りで一汗かいた後に絶景を見ながらのんびりとビールを飲めば、格別なひと時を過ごすことができます。
(開店時間9:00~)
名山選定
越生10名山に選定されています。
登山コース
マイカー、電車ともに吾野駅からスタートし、顔振峠、諏訪神社を経由して越上山へ。下山は来た道を戻ります。
顔振峠直下は急登ですが、その他はアスファルトの林道も含め、歩き易い道が続きます。