会津駒ケ岳登山活動記録
山行日 | 2024月10月13日(日) |
標高 | 2133m |
登山コース | 滝沢登山口~駒の小屋~会津駒ケ岳~中門岳往復 |
標準コースタイム | 7時間22分 |
コースタイム実績 | 6時間10分 |
距離 | 12.8km |
上り/下り(累計) | 1250m/1251m |
駐車場 | 滝沢登山口駐車場 (無料/50台) |
山行記録
夏場から週末が雨の日の連続で、なかなか登山の予定と噛み合わずキャンセルが続きましたが、ようやく快晴予報が出た紅葉の季節の週末に、日本百名山で標高2133mの会津駒ヶ岳に日帰りで登ってきました。
会津駒ヶ岳の特徴としては、何と言っても山頂から中門岳にかけての稜線に広がる湿原と点在する池塘です。
春の残雪や夏のお花畑も人気ですが、紅葉の時期には草紅葉が茶金の絨毯のごとく広がり、その圧巻の景色は天空の楽園とも呼ばれています。
昨年の奥穂高依頼の県外遠征登山は、想像を超えた絶景に出会って感動の連続。会津の名峰の魅力を堪能することができました。
草紅葉と池塘の絶景を求めて、秋の会津駒ヶ岳へ
PM11:40
今回は埼玉からの前日移動で滝沢登山口を目指しますが、登山口の駐車場にはトイレがないため、登山口の2km手前にある道の駅尾瀬檜枝岐山旅案内所での車中泊を選択。
早朝トイレを済ましてから滝沢登山口駐車場の場所取り合戦に参戦する作戦を立てました。
西那須野塩原ICから高速を降りて道の駅までは、ひたすら暗闇を走る一人旅でしたが、道の駅は大混雑の賑やかさで、既に満車状態。駐車して良いのかどうかもわからない空いてるスペースに何とか停車し、星空を眺めて長距離運転で昂った気持ちを落ち着かせてから就寝しました。
※道の駅尾瀬檜枝岐山旅案内所には下記施設も併設されています
・日帰り温泉「森の温泉館 アルザ尾瀬の郷」12:00~20:00 800円(内風呂のみ)
・お土産、お食事「山人家」 8:30~16:30
AM4:00
次の日は予定通り朝4時に起きて、早速トイレを済ませたら登山口駐車場へ移動しました。
それでも前日の小屋泊まりの登山客も多くいたこともあって、登山口手前の駐車場は既に満車。路駐場所も埋まっていて登山口に近い駐車スペースの空きはない状態でした。
駐車場争奪戦はあっさりと敗北。百名山人気&三連休&紅葉&快晴予報の集客力の凄さを実感しました。
それでも500m程手前の駐車スペースに駐車することができ、登山の準備を整えます。
滝沢登山口のすぐ手前の駐車場は10台分位のスペースしかないので停めるのは難しいですが、その手前には路駐も含めて幾つも駐車スペースがありますので、停められない事態に陥るという心配はなさそうでした。
AM6:15
準備を終えて滝沢登山口からスタートです。
標準コースタイムは会津駒ヶ岳を経由して中門岳の往復で7時間20分。早朝発であれば日帰りで登れますが、会津駒ヶ岳は駒ノ小屋という山小屋もありますので、時間にゆとりがある方は小屋泊の一泊二日も良いかなと思います。
その場合は完全予約制なので、ご注意下さい。登山口には登山届のポストもあります。
登山道に入ると、ミズナラやブナといった広葉樹の綺麗な緑がいっぱい。
この辺りは10月下旬には紅葉が期待できそうでした。
中腹に差し掛かると、色付いた紅葉を楽しめるようになってきます。
カエデの黄色も映えていました。
山一面の広大な紅葉エリアというわけではありませんが、所々スポットで紅葉を楽しむことができます。
AM7:20
1時間程登ったところで水場近くの休憩所に到着。
既にたくさんの登山者でベンチの取り合い状態でした。
登山口からここまでの序盤の登りはそこそこの急登が続き、尚且つ展望もなく風もあまり通らない地形のため、力勝負が求められます。
休憩地点を越えると登りは徐々になだらかになり、道の整備も手伝って登り易くなってきます。
オオシラビソの針葉樹林帯もありました。
このように標高によって変わる植生の違いを楽しめるのもこの山の面白いところ。
中門岳の稜線を見られる所まで来ると、登りエリアを抜けて傾斜が緩くなってきました。
AM8:10
そしていよいよ草紅葉の木道へ入ります。
楽しみにしていた草紅葉、気持ち良すぎて素晴らしいです‼︎
可愛らしい形をした駒ノ小屋が見えてきました!
草紅葉も全開で、小屋の手前はまるで茶金の絨毯のようです。
AM8:20
駒ノ小屋の前に到着です。
早速、駒ノ大池には会津駒ヶ岳と青空のリフレクトがお出迎え。めちゃくちゃ綺麗でした!
左手が会津駒ヶ岳の山頂、右手に中門岳が見えます。
池の反対側からは駒ノ小屋のリフレクトもゲット!!
草紅葉も池塘も本当に綺麗で、写真を撮りまくってしまって全然先に進めません。
会津駒ヶ岳山頂へ向かっても更に草紅葉が続きます。
木道も歩き易くて最高です!
ここまで整備してくれた関係者の方々に感謝です。
緑に囲まれた木道も良しです!
そして徐々に高度を上げていくと…
尾瀬の名峰燧ヶ岳と駒ノ小屋の絶景を一望できました!
燧ヶ岳がめちゃくちゃカッコ良くて最高の景色!!
会津駒ヶ岳山頂の手前は再び急登。
木道に滑り止めの鉄杭が打たれてますが、濡れている場合はこれがないとツルツルでかなり滑るので、気を付けて登ります。
AM8:30
登山開始から2時間15分で会津駒ヶ岳に登頂です!
後ろに燧ヶ岳が見えるのがまた最高でした!
この後1時間程で燧ヶ岳は雲に隠れてしまったようなので、早朝に登頂した人だけが見ることができたラッキー燧ヶ岳でした!!
中門岳に向かう稜線は茶色と緑のコントラスト。開放感も抜群で、正に天空の楽園です!
この広大な草紅葉は、会津駒ケ岳の素晴らしさを堪能できる抜群のロケーションで、心の中では『サイコー!』の連呼状態でした!
草紅葉を間近で。
AM9:20
中門大池のほとりにある中門岳に到着。
意外と遠くて会津駒ケ岳から35分ほど要しました。
「なかもんだけ」じゃなくて「ちゅうもんだけ」だそうです。
この辺り一帯がザックリ山頂って感じのかなりアバウトな山頂標識でした。
実際地図上の山頂は300mほど先にありました。
大きい池塘の中門大池でも大空のリフレクトをゲット!本当に綺麗でした!!
AM10:35
駒ノ小屋に戻ってきました。
オリジナルグッズも可愛いと人気なので中を覗いてみます。
人気の「ほしがらすてぬぐい」が欲しかったのですが、残念ながら売り切れ!
登りで寄った時に買えばよかったと後悔。これから登られる方は是非ゲットしてください。
駒ノ小屋のトイレは100円で使用可です。
AM10:45
駒ノ小屋前のベンチで一息ついて、存分に会津駒の空気を味わったら、名残惜しくも再び草紅葉を歩いて下山しました。
まとめ
久しぶりの県外遠征登山は、会津駒ケ岳の草紅葉と池塘の前評判通りの美しさを楽しむことができ、大感動の山行となりました。
特に駒ヶ岳山頂から中門岳に続く稜線の雄大な湿原の草紅葉は、至仏山や燧ヶ岳を含む尾瀬一帯の中でも特筆した景勝地と言っても過言ではなく、想像以上の絶景を楽しませてくれました。
中腹の広葉樹林の紅葉も美しく、私の心も高揚し、日々のストレスも発散できて最高の秋登山になりました。
登山口周辺の紅葉は10月下旬あたりがピークになるのではないかと予想されます。