武甲山登山『秩父のシンボルを登る』

武甲山山頂からの秩父・長瀞
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武甲山登山活動記録

山行日2022月9月11日(日)
標高1304m
登山コース一ノ鳥居駐車場~大杉の広場~武甲山御嶽神社~武甲山~武甲山御嶽神社~大杉の広場~一ノ鳥居駐車場
標準コースタイム5時間
コースタイム実績3時間45分
距離6.1km
上り/下り(累計)881m/882m
駐車場一ノ鳥居登山口駐車場(無料/30台)

武甲山の紹介記事はこちらです👇

山行記録

表参道の武甲山御嶽神社一ノ鳥居登山口からの登山レポートです。
秩父盆地は9月~11月が特に雲海が発生しやすい時期ということで、ようやく猛暑が落ち着いた初秋の心地良い登山と秩父の雲海を求めて、武甲山に行ってきました。

武甲神社一ノ鳥居
一ノ鳥居駐車場

AM5:30
武甲山御嶽神社一ノ鳥居駐車場です。
30台程駐車可能ですが、秩父のシンボルであり、毎週末は多くの登山客で賑わう人気の山の人気の表参道コースですので、少し狭いかなという印象です。
週末は早い時間に満車状態になり、駐車場の外で路肩駐車が多くなります。路肩の停められる方は他車の迷惑にならないよう配慮した駐車が必要と思います。

この時間で気温は18℃で少し肌寒いです。トイレは新しく建てられとても綺麗で、このトイレ脇に登山届のポストがありますので、入山時には必ず提出しましょう。このトイレの前を道を通って出発です。

武甲山表参道

魚の養殖場の跡地です。ヤマメか何かが数匹残っていました。脇道を通って行きます。

武甲山表参道

しばらくは広く整備された道を歩きます。歩きやすいですが勾配があります。

不動滝

AM6:00
不動滝です。木々の緑と滝の清涼感が武甲山の玄関口として出迎えてくれます。

空のペットボトルがあります。
頂上トイレの流し用の水を登山者にボランティアで山頂まで運んでもらおうというシステムです。丹沢の鍋割山や鳥取の百名山大山と同じシステムですね。

頂上まで2時間弱ですので、自称健脚の方、登山をある程度の経験されていて体力に自信がある方は是非チャレンジください。
下山時にここの水で顔を洗うと、自然の恵みを感じられてめちゃくちゃ気持ち良かったです。

武甲山表参道

ここからが本格的な山登りです。「がんばって➪」の案内が気持ちを高揚させてくれます。

武甲山表参道

静かなの森の中を歩きます。とても気持ち良いです。

石積場があります。石は石灰岩で山頂にあるのを、ここに置くと御利益があるようです。

AM6:25
綺麗な杉林の中を進むと大杉の広場に到着です。
広々としていて腰をかけられる木もありますので、休憩所に最適です。

大杉の木もめちゃくちゃ大きくて見応えがあります。

武甲山大杉の広場

落とし物。私も11年前にここでサングラスを落としました。
横瀬駅から歩いてくると丁度この辺りが疲労のピークになった覚えがあります。
注意力が散漫になり、休憩時に小物を落としてそのまま気づかない人が多いのではと思います。

どことなく武甲山に似ているような。似ていないような岩。

目安の丁目石が登山口から山行をサポートしてくれます。五十二丁目が山頂です。

山頂に近づくにつれて、武甲山の特徴でもある石灰岩が出てきます。
足場がガレてくるところもあるので気を付けて登ります。相変わらず道は広いです。

頂上付近の木々は綺麗な緑で、清々しさを感じさせてくれます。

AM6:55
この標識を過ぎると武甲山御嶽神社です。

武甲山御嶽神社
武甲山御嶽神社

武甲山御嶽神社は格式を感じます。

先ほどの石積場に置く感謝石があります。ご利益は登山安全、初穂料は100円です。
御嶽神社の裏に進んで、第一展望所へ向かいます。

AM7:05
山頂に到着、お馴染みの標識です!

武甲山からの絶景

山頂からの景色は高度感があって素晴らしいです!秩父盆地と長瀞方面が一望できます!
個人的には1、2回目の登山時は山頂がガスってたため、今回の登頂3回目でようやくこの絶景が見れました!ほんのり雲海具合もイイ感じです!

遠くに浅間山、その手前には埼玉百名山の城峯山あたりが見えます。
早い時間に登ったおかげで、20分程は山頂一人占めでゆっくり景色を楽しみました。
下山します。

下山中にはたくさんの登山客の方とすれ違いました。雲海見に来ました~!って方もいらっしゃって、さすがは日本200名山&秩父山域人気No.1と言われるだけのことはあるなと思いました。

AM8:35
登山口前あたりまで降りてきました。LOGMOGというヤギと触れ合うことが出来るカフェです。建物の壁にメニューが書いてあってアメリカンな雰囲気がいい感じ。秩父産の鹿肉が入ったソーセージホットドッグがすごく美味しいという噂なので食べてみたかったのですが、2023年3月まで臨時休業のようです。ちょっと残念。

AM8:40
下山後の駐車場です。まだまだこれから登り始める方も多くいらっしゃて、満車状態からの空車待ちで溢れかえってます。登山前に駐車の待ち疲れを避けてスムーズに登山開始したい方は、早い時間からのトライがおすすめです。駐車場の外の路肩に停めている方もいらっしゃいました。路肩駐車の方は他の方の通行の迷惑にならないよう駐車しましょう。

秩父セメントの鉱業地域です。横瀬駅から一ノ鳥居駐車場登山口に向かう途中に通ります。武甲山の石灰岩開発は1917(大正6)年、日本最初のセメント工場、浅野セメントが採掘を開始し、関東大震災後や戦後の東京再開発、高層ビル建設、新幹線・高速道路網の整備に使われた歴史があるとのことです。

まとめ

表参道コースは約11年振り2回目の登山でした。前回は横瀬駅から歩いて一ノ鳥居登山口まで来たのですが、真夏だったこともあり、かなりキツかった記憶があります。
その時は山頂もガスっていて、ただただ辛い思い出しかない山でしたが、今回は往復で約3時間、静かな森の中で自然を感じながら気持ち良く登ることができました。

念願だった山頂からの絶景も見ることができましたし、登山客の多さからこの山の人気を再確認できました。この山の本当の魅力を体感できた気がします。

ただ、採掘業者によって山頂が削られた歴史に対し、秩父に繁栄をもたらしてきた事実はあるものの、持続可能な社会が唱われている昨今、産業と自然との共存という観点では複雑な思いも感じながらの登山でした。

武甲山の紹介記事はこちらです👇