
東京山手線内最高峰の箱根山

箱根山は新宿区戸山公園内にある標高44.6mの山で、江戸時代に大きな池を掘った土で築いた人口の山ですはありますが、山手線内の山の中では最高峰の山とされています。
大きな公園内にあり、新宿区内とは思えないほど自然の多い場所で、春には桜やツツジのお花見スポットとしても人気です。
登頂すると、少し離れた場所にある戸山公園サービスセンターで登頂証明書(無料)を貰うことができます。

山頂はベンチが設置されている憩いの場となっており、近所の住民の方々の散歩コースとなっています。

4月には山頂の周辺に植えられたツツジが綺麗に咲き誇ります。
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箱根山地区の歴史と山名由来

箱根山地区は鎌倉時代から残る土地で、1668年に尾張徳川家の下屋敷となって「外山荘」と呼ばれるようになりました。
その敷地面積は東京ドームの10個分とも言われる程広大で、1669年に庭園を造る工事が着工されてから約20年程工事が続き、施工で大きな池を掘った際の土で築かれた山が現在の箱根山になります。
その後明治時代に陸軍学校用地となり、「箱根山」という呼称はその時に生まれたものとされています。
先にも紹介しました通り、山手線内最高峰の山ではありますが、人口の山であるため、天然の山としては港区の愛宕山が23区内で最も高いとされています。
貰って嬉しい箱根山登頂証明書

箱根山に登頂すると、無料で登頂証明書をゲットできます!
証明書を発行してくれる戸山公園サービスセンターは箱根山から少し離れた場所にありますので、帰りに寄って見ましょう。

山頂にも戸山公園サービスセンターの場所が案内されています。

地図の案内通りに早稲田大学の西早稲田キャンパスの脇を高田馬場駅方面に進むと、戸山公園サービスセンターがあります。
中に入って、係員に「登山証明書をください」と伝えると、証明書に日付を入れて発行してくれます。
※戸山公園サービスセンターは年末年始は休業となります

更にはご丁寧に箱根山の歴史が解説されているパンフレットと登頂記念の手提げ袋まで用意してくれます。おもてなしの心が素晴らしい施設です。
登山コース

JR新大久保駅から都道433号を真っすぐ進み、都立戸山公園に入ります。
都心の中心部ですが緑がいっぱいの公園です。

都立戸山公園に入って10分程で箱根山登山口が見えてきます。

山頂に続く階段を登ります。

階段を登った先が山頂広場となっており、登山口から2分、JR新大久保駅から約20分で登頂です。
都内の中心部に位置しますが、静かでゆっくりできる雰囲気が漂う憩いの場となっています。

三角点と山頂標識が地面に埋まっています。
アクセス
- JR山手線「新大久保」「高田馬場」、東京メトロ東西線「高田馬場」下車徒歩10分徒歩25分
- 東京メトロ副都心線「西早稲田」下車徒歩8分
- 東京メトロ東西線「早稲田」下車徒歩10分
- 都営地下鉄大江戸線「若松河田」下車徒歩15分
駐車場:なし
開園日:常時開園
入園料:無料
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