金勝山
金勝山は本田技研工業寄居工場の近くにある小川げんきプラザ周辺の山々の最高峰で、標高は263mと低いものの、小川町を代表する山として高い人気を誇ります。
北アルプスの穂高連峰さながら前金勝山、西金勝山、裏金勝山が主峰の金勝山を囲み、その他にも桜の峰、浅間山とピークが連なり、周回コースの楽しさを引き立てます。
山名の由来
その昔、山頂にあった松の木が風に吹かれて音を立てていたが、その音が琴の音のように聞こえたことから琴松山と呼ばれていましたが、いつしか金勝山になったとされています。
登山後のお土産に小川町の名酒金勝山
小川町にある晴雲酒造さんの日本酒・金勝山は、撫子の花から発見された「花酵母」を使用して醸した、従来の本醸造酒にはない華やかな香りが楽しめます。
辛口タイプの本醸造酒ですが、口当たりは角がなくまろやかで、すっきりとした後味のお酒です。
冷酒で飲むのがおすすめで、お寿司やお刺身、イカ、お新香などのザ和食と相性がピッタリです。軽くて、ついつい杯を重ねるタイプの間違いなく美味しいお酒です。
登山コース
金勝山を含めた計7座を距離3km強・累積標高300m弱・短時間で登頂できます。7座を巡る周回コースの登山道は整備されて歩き易く、豊かな木々に囲まれた初心者の方でも安心して楽しめるコースです。
小川げんきプラザ第一駐車場(無料)からスタートです。奥にも宿泊者用の駐車場があるので、登山者で満車になることはまずないくらい広い駐車場です。
駐車場のすぐ隣にある登山口から入山します。
万葉集の歌を楽しめます。
万葉集の歌が木に括り付けられています。
プラネタリウム行きの分岐を、左手の階段から登ります。
最初のピークである桜の峰に到着です。
ベンチがあってのんびりと休憩できますが、駐車場から10分位で到着するので、休憩には少し早いかもしれません。お子様連れには良いかも。
桜の峰から下りると舗装路に出て、小川げんきプラザ方面に進みます。
げんきプラザ手前にゴリラ山展望台入口があります。
ここでは金太郎と力比べということで、金太郎の石と呼ばれる大きさが異なる5つの石が置かれています。どの大きさまで持ち上げられるかの力試しですが、私は3つまで持ち上げました。
4つ目もいけそうでしたが、年齢によるギックリ腰が怖かったので、自制しました。
金太郎の石がある所から階段を30段ほど登るとゴリラ山に到着です。
大抵の人はゴリラやっちゃいます。私もやってしまいました…
ゴリラ山展望台からの眺めは、右端に秩父高原牧場が見え、左側には比企三山の堂平山、笠山、大霧山が見渡せます。
ゴリラ山を下山してプラネタリウムの方に進みます。
プラネタリウムを過ぎると堂平山(左)と笠山(右)が近くに見えます。
プラネタリウムの裏手にあるてんぐの目は、この周回コースで一番の絶景ポイントで、関東平野を一望できます。
3つめのピークとなる裏金勝山に到着です。山頂標識がめちゃくちゃかっこいいです。
ここにもベンチがあり、休憩できます。
続いてすぐ隣にある金勝山に向かいます。
登山開始から30分程で金勝山登頂です。
主峰の山頂標識は控え目でした。
風の伝言板なるものがありました。
子供の頃のハイキングを思い出します。
金勝山山頂からは小川町方面が綺麗に見えます。
次のピークの前金勝山は、ツツジが綺麗に咲いてました。
そのまま周回コースを進みます。
果樹園はミカンの木など。
6つ目のピーク浅間山を通過します。
浅間は富士山信仰の山が多いです。
そして登山開始から約1時間で、7つ目のピーク西金勝山です。
「耳で歩こう」看板がありました。こういうのもとても大事だと思います。
これで7座コンプリートしましたので、小川げんきプラザを目指して戻ります。
小川げんきプラザ前にあるトイレに戻ってきました。
ここのトイレは外観は少し古いですが、中はリノベーションされていてとても綺麗でした。
駐車場へ下山します。