
両見山登山活動記録
山行日 | 2025月2月1日(土) |
標高 | 748m |
登山コース | 両神御嶽神社里宮~両見山往復 |
標準コースタイム | 2時間00分 |
コースタイム実績 | 1時間12分 |
距離 | 1.5km |
上り/下り(累計) | 242m/242m |
駐車場 | 両神御嶽神社里宮の手前の路肩 |
両見山の紹介記事はこちらです👇
山行記録
今年もあっと言う間に1月が終わり、2月に入りました。
埼玉県の低山はこの時期でも雪の影響は少なく、山歩きを楽しめるのが魅力ということで、小鹿野町の両見山に行って来ました!
両見山は、両神山と稜線で連なる位置にあり、埼玉百名山にも選ばれていますが、山の情報が少なく全貌が掴みづらい山です。
また、コースも先月登った塚山同様、一般ルートはなく、全行程バリエーションルートで、しかも道がかなり分かり難いと評判です。
両見山とはいったいどんな山なのか、少しミステリアスなこの山の詳細を確かめに登ってきましたが、評判通りなかなか苦労の多い山行となりました。
ネット上でもコースを詳細に紹介しているサイトは少ないので、こちらのサイトで分かり易くルート解説していきたいと思います!

AM7:00
林道浦島線を入った先にある両神御嶽神社里宮の100m程手前の路肩に車を停めて登山をスタートします。

早速、登山口が何処なのか迷いましたが、路肩の反対側にある民家横の石段を登って行きます。
今回もYAMAPで事前に過去に登った方の「軌跡と地図」をダウンロードしてルート確認の準備してから登りました。
※入山する際は、必ず地図かGPSを持参してください

石段を登るとこんな感じの分岐がありました。
ここも迷いましたが、左上に登っていく道を進みました。

民家の敷地なのかわからないような荒原を進みます。
この時点で既に踏み跡はあまり確認できず、ちょっと困惑しましたが、なんとなくの方向に直進しました!

AM7:10
直進して樹林帯に入っていくとお墓のような石碑があり、ここが最初の安心ポイントでした。

更に樹林の奥へ進むと杉林になりましたが、ピンクテープや道案内といったものが一切無いうえに踏み跡も少ししかないため、自力で歩き易そうな所を見つけながら真っすぐ登っていきました。
踏み跡がバラバラなので、おそらく過去にここを通った登山者の皆さんも迷いながら歩いたと予想されます。
ここは右に逸れることなく、少し左に逸れる様に登ってください。右方向はルートから外れますのでご注意下さい。

左手に林道が見えてきました。
いつもならこういった人工物を登山中に見るのはあまり好きではないのですが、今回ばかりはホッとします。

林道に上がって右方向に進みます。

AM7:18
林道に上がってから150m程歩くと左に曲がるカーブがありますので、この辺りから尾根に取り付きます。

尾根に入っても落葉が多くて踏み跡は確認できずでしたが、とりあえず前進します。

すると尾根がなくなり、山肌を登るような所にくると一気に急登&ザレ場に変わりました。
変わらずピンクテープは無く、踏み跡もたまに確認できる程度なので、途中途中で進む方向がわからなくなりましたが、ここも歩き易そうな所を見つけながら、ひたすら直登しました。

更に高度が上がるに従って足元は荒れていき、もの凄く登り難くなりました!
結構な勾配の急登なうえに酷いザレ場で、道は緩く崩れやすく、更に堆積した落葉のせいで滑り易くなっていて、まるで雪山を登っているような感覚でした。
私がこれまで登った山の中でも最上級に登り難かったです。
なかなか標高を稼げないので、短時間の歩きでも結構疲れました。

AM7:40
それでもこの倒木が見れる所まで登って来たら、山頂はすぐそこです。

倒木から右に進路を取って再び尾根に出ると、ようやく悪路を脱して非常に歩き易い道になりました。

AM7:45
そして登山開始から40分、両見山登頂です!
登頂までたった40分、標高差も250m弱でしたが、何かと疲れました…山頂手前の急登にやられました。
やっぱりバリルートは無事に山頂に着くと安心感が違ってホッとしますね。
山頂標識には先日登った塚山同様に「埼玉百名山」が明記されています。
三合落岳と両見山のどちらが埼玉百名山かの議論がありますが、この標識を見る限り両見山が該当すると思います。
それで、塚山の山行記録でも記載しましたが、埼玉百名山は非公認のはずですので、この看板はどなたが作られたか、御存知の方がいらっしゃいましたら教えていただきたいです。
HPのお問合せフォームより情報をお待ちしております。

山頂は狭くはありませんが広くもなく、尾根の通り道のような感じでした。
樹林に囲まれているため、ここからは山名由来の両神山は見えませんでした。

それでも山頂の反対側に50m程進むと樹林の隙間から両神山が見えました!
葉っぱが落ちた冬だから見えましたが、他の季節だと見えないと思います。

山頂に戻ると、両神山の反対方向には武甲山も見えました!

武甲山の左手には城峯山も。意外にも秩父の名山が揃い踏みしたのでちょっと興奮しました!
両神山側や武甲山側も樹林の伐採で展望が開けたり、登山道が整備されれば、かなり人気の山になりそうなポテンシャルを感じました。
帰りも雪山のような悪路の急登をソロリソロリと下山しました。
まとめ
前評判通り、登山開始から登頂まで道案内もピンクテープもなく、進む方向がわからない緊張感が続く山行になりました。
勿論GPSがありましたし、コースも短いので遭難する危険性はかなり低いですが、常に不安を抱えた、気持ち的にも疲れた登山でした。
逆にこの山を経験して良かったことを言いますと、普段の登山で登山道がきちんと整備されていることがどれだけありがたい事なのかを、改めて感じることが出来ました。山の安全に携わっている方々には本当に感謝です。
総じて「この山ではこれを楽しめ!」と言える材料はありませんでしたが、道なき急登を直登するアグレッシブな山登りを体験できる貴重な山だと思いました。
両見山の紹介記事はこちらです👇