
霧藻ヶ峰の特徴
霧藻ヶ峰は秩父市にある標高1523.1mの山で、山頂には霧藻ヶ峰休憩舎が建てられており、主に雲取山へ向かう途中の休憩ポイントとして利用されています。
黒岩山、燕岩とも呼ばれています。
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霧藻ヶ峰休憩舎
リニューアルオープンした霧藻ヶ峰休憩舎

霧藻ヶ峰休憩舎は2025年4月に改装工事を終えてリニューアルオープンしたことで、綺麗で居心地の良い休憩所となっています。
常備品としてはコーラやお茶、水、ポカリスエットなどを販売しており、食事に関しては基本的にはカップ麺のみの提供となっています。

隣接するトイレもリニューアルされて綺麗になりました。
豆コーヒーを飲みながら、管理人で登山家の新井靖雄さんの「山小舎の灯」を聴こう!

舎内はお洒落なジャズが流れる落ち着いた雰囲気で、豆コーヒーを注文すると、管理人で秩父の登山家の新井靖雄さんが山歌「山小舎の灯」を歌ってくれるというサービスがあります。
山小舎の灯は昭和中期の曲ですが、堅苦しくない明るいメロディーで、山小屋という空間における普遍的な哀愁を感じさせてくれます。
新井さんの人柄を表すような朗らかで素敵な歌声が秩父の山々にこだまして、心温まる一時を過ごすことができますので、登山の思い出の一つにコーヒーを注文してみてはいかがでしょうか。
※新井さんの駐在は不定期です。下記よりご確認ください。
新井さん連絡先:090-7415-2016(雲取山公式HPより)
山歌「山小舎の灯」
試聴はコチラ👉山小舎の灯
〈山小舎の灯〉
たそがれの灯は ほのかにともりて
懐かしき山小舎は 麓の小径よ
思い出の窓に寄り 君をしのべば
風は過ぎし日の 歌をばささやくよ
暮れ行くは白馬か 穂高はあかねよ
樺の木のほの白き 影も薄れ行く
寂しさに君呼べど わが声むなしく
遥か谷間より こだまは帰り来る
山小舎の灯は 今宵もともりて
ひとり聞くせせらぎも 静かにふけ行く
憧れは若き日の 夢を乗せて
夕べ星のごと み空に群れ飛ぶよ
霧藻ヶ峰山頂からの眺め

霧藻ヶ峰は埼玉の秩父、群馬方面が開けており、日本百名山の両神山や浅間山、更に空気が澄んでいる日には北アルプスの白馬岳なども見ることができます。
山名の由来
元々は燕岩と呼ばれていましたが、秩父宮雍仁親王が昭和8年8月に登山された際に、霧の中に揺れるサルオガセから発想を得られたことより命名されました。
サルオガセは木の樹皮に付着して懸垂する糸状の地衣類(菌類と藻類の複合体)で、霧藻とも呼ばれています。
霧藻ヶ峰の登山コース
三峰ビジターセンター駐車場から雲取山登山口に入り、奥宮分岐を雲取山方面に進んで、炭焼平、地蔵峠を経由して霧藻ヶ峰に至ります。
標準コースタイムと難易度
3時間10分| 難易度★★☆☆☆
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