
江戸時代の修験者 普寛上人が開山した秩父御岳山
秩父御岳山は、秩父市と小鹿野町の境界に位置する標高1080.5mの山で、木曽御嶽山の王滝口を開いた江戸時代の修験者、普寛上人によって開山されました。
普寛上人は、秩父御岳山の麓にある大滝温泉近くの落合地区の出身で、登山口付近の普寛神社に祀られており、木曽御嶽山の王滝口はこの「大滝」にちなんで名付けられたといわれています。
山頂には普寛神社の奥宮が鎮座し、秩父の山々を一望できる素晴らしい展望が楽しめることから、多くの登山者に親しまれています。
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秩父御岳山山頂からの景色

山頂からは埼玉の名山両神山をはじめ、クレイジーマウンテンの二子山、雲取山といった秩父を代表する山々や、小鹿野町の街並みなど、素晴らしい展望を楽しめます。

秩父御岳山 山名の由来
江戸時代の修験者で、木曽御嶽山の王滝口を開いた普寛上人の生誕地が秩父市大滝の落合地区であり、木曽御嶽山の信仰を秩父にも広めるため、故郷の山に同じ「御岳山」の名を冠したとされています。
名山選定
関東百名山に選定されています。
秩父御岳山の登山コース
三峰口駅コース
道の駅大滝温泉から稲荷社 天神社 山神社を経由して杉ノ峠や普寛トンネル脇を登って御岳山へ至るコースが比較的短い時間で登れますが、本サイトでは登山道が広く勾配が緩い三峰口駅からの登山ルートをおすすめします。

秩父鉄道三峰口駅(駐車場あり)からスタートします。

荒川を渡って右手にある、贄川宿観光トイレ横の御岳山登山口に入ります。

高度を上げると秩父のシンボルで日本二百名山の武甲山を望めます。

登山口から2時間弱で見えてくる猪狩山方面との分岐を御岳山方面に進みます。
この分岐から尾根道を40分程歩くと御岳山山頂に到着です。
コースチェック
- 大滝側からの痩せ尾根コースは滑落危険個所が続きます。
- 近年、山頂から北東に300mの地点で重大な滑落事故が発生しております。
標準コースタイムと難易度
5時間25分| 難易度★★★☆☆
4時間40分| 難易度★★★☆☆
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