越上山登山活動記録
山行日 | 2023月5月21日(日) |
標高 | 顔振峠505m/越上山566.5m |
登山コース | 吾野駅~顔振峠~越上山~顔振峠~吾野駅 |
標準コースタイム | 4時間00分 |
コースタイム実績 | 2時間40分 |
距離 | 9.2km |
駐車場 | デイパーク吾野駅前第一(500円/日 10台) |
越上山、顔振峠の紹介記事はこちらです👇
山行記録
1か月後に奥武蔵ロングトレイル35kmの本番を迎えるということで、コースの下見のため顔振峠を経由して越上山まで試走してきました。
天覧山~多峯主山エリアと天覚山~大高山~吾野駅は歩いたことがありますし、今回顔振峠周辺を経験しておけばコースの2/3は頭に入るので、大会の走破イメージに繋がる良い準備になりそうです。
私の場合、トレランはあくまで登山のトレーニングの一環という位置付けですが、やはり参加する以上は完走したい!との思いから、一走り行ってきました。
6:05
吾野駅前のデイパーク吾野駅前第一駐車場(500円/日 10台)に車を停めてスタートです。
6:15
古来から秩父街道の宿場町として栄えた吾野宿は、大正期の古民家が多く残っていて、平成23年度に埼玉県の景観モデル地区に指定されています。
6:18
吾野トンネル交差点を渡ります。
実際のレースではこの交差点の手前にある地下道を使って反対側に渡るようなので、信号待ちでのタイムロスはありません。
6:20
高山不動尊と顔振峠の分岐点に差し掛かって、右に入って登り坂に入ります。
6:28
先程の分岐から1kmほどオンロードで顔振峠登山口まで来ましたが、ここ走るの?って言う位の急登が続いて、全然走れなくて走ったり歩いたりの繰り返しで、既に疲労困憊。
たった数十分の走りでトレランってこんなに辛いのかと実感させられました。
この分岐を正面の細い林道に入って行きます。
登山口から直ぐのところで林道との分岐で登山道に入ります。
そのまま林道を進んでも顔振峠に行けるので、レースでは林道を走るのか分岐の登山道を走るのか不明ですが、登山道を経験しておいた方が良いと思い、こちらを進みます。
※2023.6.20追記 レースではこちらの登山道を進みました。間違えて林道を進む方も数名いらっしゃったので、レースに参加される方はご注意ください。
前日の雨の影響で地面は濡れていてやや滑り易くなっているのも良い練習と捉えて走ります。
石が転がってはいるものの、落ち着いた勾配の道が続きます。
この辺りは走り易いエリアでした。
6:45
一旦林道に出ますが、突っ切って進みます。
またこの辺りから勾配がキツくなって急登になり、足が上がらなくなってきました。
顔振峠からの景色は生憎の曇り空でしたが、長閑で美しい風景からは、心安らぐ緑の生命力を感じました。
右端の台形の山が高山不動尊の奥の院に当たる関八州見晴台(771.1m)です。
6:50
顔振峠に到着しました。
吾野駅から約3kmの距離ですが、所々急登もあって一気に330mの標高差を登りました。
トレラン初心者には本当にハードでした。
標高は505mのはずですが、越生町の標識では530mになっていました。
奥武蔵グリーンラインを諏訪神社方面に下って進みます。
お洒落な看板のカフェレストランもありました。
Google Mapの評価では4.0点なので、そこそこ美味しいのではと思いますので、次の機会に行ってみたいと思います。
7:00
分岐から登山道に入ります。
ここも奥武蔵ロングトレイルのコースになります。
足場の良い緩やかな下りが続きます。
ここはめちゃくちゃ走り易いです!今日初めて気持ち良く走れるエリアが登場しました。
今日一番の推進力で、どんどん進みます!
7:05
風になったと勘違いするくらい調子に乗って走って、顔振峠から10分程で諏訪神社に到着です。
境内にはトイレもありました。
中を覗いてみましたが、そこまで汚くなかったです。
レースでも使えそうです。
7:10
しばらく走り易い登山道を走って行くと越上山の分岐がありました。
左の登山道に入ります。そのまま真っすぐ行くとユガテ方面です。
手前の分岐から山頂まではほんのちょっとの距離のようですが、急に道が険しくなります。
山頂手前に差し掛かった所で展望が待ってました!
晴れていればかなり良い景色を楽しめそうです。遠くに見えるのは筑波山ではないかと思います。
事前のリサーチでは山頂からの眺望は期待できないという情報しかなかったので、良い意味でのサプライズをくれた山に感謝。
山頂目の前って所でラスボス感漂う岩場が出現。
写真は通過した後の山頂側からの撮影ですが、ここは足の踏み場が少ない難易度の高い危険地帯で、ちょっと緊張しました。
滑落すると大怪我をする高さなので慎重に進みました。
7:15
越上山登頂です!
この山頂標識の傾き具合は絶妙で、廃墟感と言いますか、ノスタルジックな佇まいが哀愁を感じさせてくれて最高です。
案内板の下には青い狛犬の置物がありました。
どこかで見たことがあると思ったら、横瀬二子山にも同じ狛犬が置いてあったのを思い出しました。
他の山では見たことがないので、何故この2座だけに青い狛犬が置いてあるのかとても気になります。
私的には埼玉の登山の七不思議じゃないですが、誰がどういう目的で置いたのか気になりますので、どなたかご存知の方がいましたら教えてください。
越上山の山頂は広くはありませんが狭くもなく、結構のんびりできる雰囲気です。
周りの木も伐採整備をされているようで、密集しているわけではなく、程良い開放感があります。
居心地が良いので、ずっと籠ってられそうな山頂です。
山頂からは一部切り取られた木々の間から景色が見えました。
7:43
顔振峠の平九郎茶屋まで戻ってきました。
顔振峠の名店は90歳を超えるお母さんが切り盛りしてます。
折角なので食事でもと思いましたが9時からの開店とのことで、1時間待ちは諦めて吾野駅に下山。
帰り道は私と同じような試走のランナーの方々とすれ違いました。
いよいよ大会まであと一ヶ月。もう中年であることを自覚して、若くはないことを身に染みて感じているので、身体が故障しない程度にしっかり準備して、本番を迎えたいと思います。
まとめ
初めてトレラン大会に参加するということで、まずは完走を目標に試走をして大会に備えようとコースの下見に出てはみたものの、吾野駅から顔振峠までの急登では全く走れず、バテバテの走行を余儀なくされる始末で、トレランって本当にキツいなぁと感じました。本格的に山を走っている方々はマジで凄いです。
それでもレースの14km地点である吾野駅から、17km地点でコース上の最高標高(505m)となる顔振峠までの区間はレース攻略の重要なエリアになると考えていたので、一度走ってコースの特徴を知ることができたのは良かったと思いました。我慢するエリアと気持ち良く走れるエリアを知れただけでも収穫の多い試走になったと思います。
今日の試走が無駄にならないためにも、本番は絶対に完走したいと思います!
越上山、顔振峠の紹介記事はこちらです👇