
白岩山の特徴
白岩山は秩父市にある標高1921.2mの山で、かつては妙法ヶ岳、白岩山、雲取山を総称して三峰山と呼ばれ、近世における山岳修験の聖地でしたが、現在は三峯神社のある標高1102mの山のみ三峰山と呼ばれており、白岩山にも宗教的痕跡は残っていません。
隣接する芋ノ木ドッケとは形の良い双耳峰を形成しており、山頂には三等三角点が設置されています。
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白岩山の山頂

秩父古生層の砂岩やケツ岩からなり、全山が杉、ヒノキの古木に覆われていることから、山頂は鬱蒼とした原生林に囲まれ、巨木の森、朽ちた倒木、覆い尽くす苔などが未だ色濃く残っており、秩父の奥深い自然を感じられる魅力があります。
展望はありませんがベンチが設置されており、雲取山までの休憩ポイントとして使用されています。

山頂にあるオオシラビソを紹介する名板の”ソ”が、どう見ても”ン”に見えるところが、この山唯一の面白ポイントです。
白岩小屋展望台

白岩山から500m手間に廃墟となった白岩小屋があります。
白岩山の登る前の休憩スポットとして使われており、小屋の裏手には展望ベンチが設置されており、奥秩父の好展望を楽しむことができます。


右手には両神山とその奥には浅間山を見ることができます。
前白石山の手前で富士山を確認しよう

白岩山山頂から約1km手前には前白岩山がありますが、更にその少し手前に富士山の眺望地点があり、雲取山に到着する前に富士山の展望状態を確認することができます。


山名の由来
山頂付近に石灰岩の露岩があるためと言われています。
白岩山の登山コース
三峰ビジターセンター駐車場から雲取山登山口に入り、地蔵峠、霧藻ヶ峰、お清平、前白岩山を経由して白岩山に至ります。
この山だけを目指して登山する人は稀で、多くの登山客は雲取山への通過ピークとして登ります。
標準コースタイムと難易度
7時間50分| 難易度★★★☆☆
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